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【プロ野球】貧打侍 2度目の零敗 阿部は実戦わずか1安打2013年2月27日 紙面から
◇WBC強化試合 阪神1−0日本こんなに打てなくて、大丈夫か…。第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本代表は26日、阪神との強化試合(京セラドーム大阪)に0−1で敗れた。24日のオーストラリア戦で爆発した打線も貧打に逆戻り。わずか3安打で強化試合2度目の零封負け。特に心配なのが阿部慎之助捕手(33)=巨人。4番が対外試合わずか1安打では、山本浩二監督(66)も頭が痛い。残る実戦は28日の巨人戦のみ。ここで本来の姿を取り戻して、本番に向かいたい。 スコアボードに9つの「0」。10点を奪った24日のオーストラリア戦から一転、侍ジャパンが貧打に逆戻りした。山本監督が攻撃陣の軸に期待する巨人勢は、そろって対外試合3度目の無安打。Gトリオのブレーキが得点力ダウンに直結する現実が浮き彫りになった。 散発3安打。6回以降は1人の走者を出すこともできなかった。「選手1人1人が、何とかしようという気持ちが強すぎて、力んでいる。甘い球を凡打しているということ」。指揮官の声が沈むのも無理はない。 特に気になるのが1番坂本、4番阿部、5番長野の3人だ。攻撃陣爆発の流れに乗って1安打ずつマークした24日を除けば、17日の広島戦、23日のオーストラリア戦、この夜の阪神戦はいずれも音なし。4試合で12打数1安打の阿部は復調のきっかけについて聞かれると、「何もないです。まったくありません」と自嘲気味に話した。 一方、脇役には光が差してきた。好調の角中に加え、松田も復調気配。下位打線に明るい材料が出てきただけに、攻撃陣の命運を握るのはGトリオ。山本監督は「状況によっては考えられる」と角中の打順を上げることも示唆したところに、苦悩が見え隠れする。 本番前の実戦は、あと1試合しかない。立浪打撃コーチは、「焦ることも心配することもない」と言った。阿部も同調する。「ここで焦っても仕方がない。何とかなる」。ひとたび火が付けば、大量得点が望める。一方で、口火を切る者が現れない日もある。表の顔と裏の顔。侍ジャパンの本当の姿はどちらなのか−。 (井上学) PR情報
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