【ＢＯＸ】宮尾“美女対決”制し判定でＶ１

３回、秋田屋まさえ（右）を攻める宮尾綾香

　◆プロボクシング　▽ＷＢＡ世界女子ライトミニマム級タイトルマッチ　○宮尾綾香（判定　３―０）秋田屋まさえ●（２６日、東京・後楽園ホール）　初防衛戦に臨む「ボクシング界の上戸彩」こと、王者・宮尾綾香が、同級１３位で挑戦者の秋田屋まさえ（ワイルドビート）を３―０の判定で下し、初防衛に成功した。

　宮尾は序盤から左ジャブで積極的に仕掛けた。３回にバッティングで秋田屋が右目上を負傷、その後は激しい打ち合いとなった。６回にダウンを奪った宮尾がポイントで上回った。

　戦績は宮尾が１１戦１０勝（１ＫＯ）１敗、秋田屋は１４戦８勝（３ＫＯ）４敗２分けとなった。

　宮尾綾香「ベルトが手元に残ってくれてよかった。ボクシングは奥が深いなと思った。まだまだ強い選手はいっぱいいる。でもそれ以上の選手になりたい」

　秋田屋まさえ「もっと練習してきたことを出したかったし、序盤からボディーを効かせたかった。（宮尾は）うまさもあるし、やりづらさもあった」

　◆宮尾　綾香（みやお・あやか）０８年９月プロデビュー。昨年９月にＷＢＡ世界女子ライトミニマム級王者となった。右ボクサーファイター。戦績は１１戦１０勝（１ＫＯ）１敗。２９歳。長野県出身。