2013.2.27 13:19

泣きだす米兵、被告人質問に「ソーリー」

 沖縄県で昨年10月、20代の女性を暴行してけがを負わせたとして、集団強姦致傷罪などに問われた米海軍兵2人の裁判員裁判は27日、那覇地裁(鈴木秀行裁判長)で上等水兵クリストファー・ブローニング被告(24)への被告人質問があった。女性を暴行すると決めた理由を聞かれた同被告は「ソーリー。非常に間違った判断だった」と答え、肩を震わせ泣きだした。

 ブローニング被告は現場に至る前、路上を歩いているときに3等兵曹スカイラー・ドージャーウォーカー被告(23)から、女性を暴行する計画を事前に持ち掛けられ、承諾したとする検察側の主張を否定。ブローニング被告は弁護側の質問に「ドージャーウォーカー被告が暴行すると言った」と答えた。

 ブローニング被告は女性の財布から7千円を奪ったとして強盗の罪にも問われており、検察側の質問に対し、金を抜き取ったことを認めた。理由については「覚えていない」と答えた。

 裁判は26日に始まり、27日午後には検察側が両被告に求刑する。判決は来月1日の予定。(共同)