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客残し飛び降りた 墜落気球の操縦士

 日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部ルクソールの気球墜落事故で、気球は降下中に小規模な爆発を起こした後、制御不能となり、エジプト人の操縦士(意識不明の重体)が観光客を残したまま真っ先に飛び降りていたことが27日までに、複数の目撃者の話で分かった。

 死亡した19人の遺体は26日、ルクソールの空港から首都カイロに運ばれた。エジプトのカンディール首相が設置を命じた調査委員会などは身元の確認とともに、原因の特定作業を進める。

 目撃者の1人で、現場近くを歩いていた小学校教諭ムハンマド・タイブさん(48)によると、気球は小規模な爆発で制御不能になった後、大きな爆発とともに再び急上昇。操縦士が飛び降りた地点から約200メートル離れた畑の中に墜落した。

 操縦士が飛び降りた場所の近くでは、赤ん坊と共に気球のゴンドラに乗っていた妻を見上げながら「プリーズ、ヘルプ」と何度も叫んでいた夫もいたという。

 この妻ら7人は操縦士の後を追って飛び降り、いずれも死亡。墜落地点では10人の死亡が確認された。ほかの2人は200メートル飛ばされる間にゴンドラから転落するなどしたとみられる。

 別の気球の操縦士は、気球のガスボンベとバーナーをつなぐチューブが外れ、漏れたガスに引火したのが原因とみられると話しており、墜落地点で犠牲になった10人は墜落の衝撃のほか、火に包まれて死亡した可能性がある。

 中東の衛星テレビ、アルジャジーラが26日放映した映像によると、気球は飛行時から既に煙を出していた。破裂するような音が断続的に複数回響いた後、風船部分が一気にしぼんで直線の帯のようになった。その後、黒煙を上げながら数秒間かけてゆっくりと落下。地面に突っ込む直前にはオレンジ色の炎も瞬間的に上がった。(共同)

 [2013年2月27日11時43分]

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