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ソーラーパネルの大手 南相馬市と立地協定

 南相馬市に年間発電量10万キロワット相当のソーラーパネルを製造する工場を建設するジー・エム・ジー(本社・東京都)と市の企業立地協定書締結式は27日、市役所で行われた。
 高岡龍之介代表取締役と桜井勝延市長が協定書に調印、署名した。武義弘県相双地方振興局長、市議会の横山元栄議長、今村裕副議長らが同席した。
 桜井市長が「安心して働ける環境づくりを全力で応援する」と述べ、高岡代表取締役は「風評被害に一貫生産で挑む。本社機能を南相馬に移し地元還元を図る」とあいさつした。
 原町区下太田の工業用地3・6ヘクタールに約1万6000平方メートルの工場、本社・事務棟を建設する。総工費約50億円で、福島産業復興企業立地補助金約30億円を受ける。来年4月に着工、12月に操業を開始、平成26年初夏の全面完成を目指す。約200人の雇用を生み出す。中国上海に製造工場があるが、国内工場は初めて。工場の屋根にも900キロワットのソーラーパネルを敷き詰める。一角には憩いの空間を創造する。
 子会社のジー・エム・ジーエコエナジーが南相馬、相馬両市に計画している約3万キロワット規模の太陽光発電所に、ソーラーパネルを供給する。
 約30ヘクタールの用地を交渉中で、来年3月までに決定する。投資総額は100億円。

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協定書を交わした桜井市長(右)と高岡代表取締役
協定書を交わした桜井市長(右)と高岡代表取締役

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