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最終更新:2013年2月27日(水) 13時16分

中国で大気汚染悪化、北京当局「外出自粛を」

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 中国の大気汚染問題ですが、旧正月ムードも終わり、北京市内では再び、微粒子「PM2.5」の濃度が悪化してきました。

 日本時間の午前9時現在、アメリカ大使館発表による中国・北京市内のPM2.5の数値は、日本の環境基準のおよそ10倍にあたる「330」となっています。

 中国では旧正月にあたる「春節」ムードが完全に終わり、地方に帰省していた労働者が都市部に戻ってきて工場の稼働が再開しています。北京市内の道路には、車があふれかえるなど大気汚染を生み出す要素がそろってきました。また、27日は風も強くなく、大気中に汚染物質が滞留しているとみられていて、地元当局は外出を控えるよう呼びかけています。

 ただし、北京市気象局によりますと、28、29日は強い風が吹くということで、大気汚染の状況は多少良くなるものと思われます。(27日11:24)