「そんな危険な場所に住んでるんですか」「お年寄りは雪下ろしが大変でしょうね」――。全国ニュースで酸ケ湯が紹介され、酸ケ湯温泉には連日、青森県外からこんな同情の電話が相次いでいる。「場所は青森市内だが、標高の高い山奥にあるのをなかなか分かってもらえない」と、営業部長の小林慶二郎さん(50)は困り果てている。
青山祐治副知事も、東京に行くと「市街地でもそんなに雪が降っているのか」と驚かれるといい、25日の県豪雪対策本部会議の後、報道陣に「できれば八甲田山系の酸ケ湯と説明してほしい」と要望した。朝日新聞では、21日に酸ケ湯が観測史上最も深い積雪となる515センチを記録した時から、「青森市の八甲田山系・酸ケ湯」としている。
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朝日新聞社会部