「PM2.5」問題 環境省、基準値2倍超で外出控えるよう呼びかけ
大気汚染の原因物質「PM2.5」が中国から飛来している問題で、環境省は、大気中の濃度が、国の基準値の2倍を超えると予測された場合、外出を控えるよう、市民に呼びかけることを決めた。
国の環境基準値では、PM2.5の大気中濃度が、1日の平均で1立方メートルあたり、35μg(マイクログラム)以下と定められているが、その値を超えた場合、具体的に、どのような注意が必要なのか、決まっていない。
今回まとまった指針案では、この基準値の2倍にあたる、70μgを超えると予測される場合、各都道府県が、屋外活動の自粛や部屋の換気を控えるよう、注意を呼びかけるとしている。
環境省は、27日夕方の専門家会合に、この指針案を提示する方針で、井上副大臣が来週、福岡市などに対して、直接説明することになっている。