25日朝、関西空港沖の大阪湾でイカナゴ漁にむかう漁船２隻がコンテナ船と衝突して転覆し、１人が死亡、１人が行方不明となっています。

連なって転覆した２隻の漁船。
船底が上を向いた状態になっています。
始まったばかりのイカナゴ漁に向かう予定でした。

25日午前６時頃、関西空港の西、約５kmの沖合いで、大阪府岬町の深日漁協に所属する漁船、第７盛南丸と第８盛南丸が、台湾籍のコンテナ船「ワンハイ」と衝突しました。

海上保安庁によると、衝突のはずみで２隻は転覆し、漁船に乗っていた４人全員が海に投げ出され、このうち正木貴久さん（30）の死亡が確認されました。

また、南昌弘さん（30）の行方が分からなくなっていて、海上保安庁や仲間の漁船が付近を捜索しました。

残る２人は近くの漁船に救助され命に別状はないということです。

【深日漁協・上出卓 顧問】
「後ろからコンテナ船が来て、逃げたところが残念ながら追突された。後ろから来たのは逃げようがない、追突やから。旗まであげているのにわからんかったかな」

深日漁協によると、２隻の漁船は23日に解禁されたばかりのイカナゴ漁に出ていました。

イカナゴ漁は２隻の船をロープで連結させ漁場に向かい、操業時に離れて網を広げて魚を獲ります。

大阪府漁業組合連合会によりますと、事故があった時間帯、イカナゴ漁のために大阪府の港から出航した漁船は60組、120隻いて、現場周辺には多くの漁船が往来していました。

【捜索を手伝った漁師は】
「ひっくり返って網の後ろに浮いているような感じだった。最悪やわな、他人事ちゃうしな」

事故を受けて、大阪府内で25日に行われる予定だったイカナゴ漁は全て中止となりました。

海上保安庁は、行方不明者の捜索を急ぐとともに、関係者から話を聞き、衝突の原因を調べています。

大阪市に住む114歳の女性が、女性の世界最高齢としてギネス記録に認定される見通しであることが分かりました。

（Ｑ：長生きの秘訣は？）
「やっぱり気を付けて、長生きするように生きてなしゃーないわな。いろいろとごちそう食べたり、あはは」

大阪市東住吉区の老人ホームで顔をほころばせる女性、大川ミサヲさん。

御年は、明治31年生まれの114歳です。

神奈川県に住む女性が先月亡くなったことで、大川さんがギネスワールドレコーズから「女性の世界最高齢」に認定されることになりました。

今でも車いすで部屋のあるフロアを１日に20周するという運動好きで、ご飯は残さず食べる、元気いっぱいの大川さん。

大阪市北区の天満で生まれ育ち、幼いころ、兄や姉に連れて行ってもらった道頓堀や千日前が、一番の思い出だそうです。

【大川さん】
「昔やから贅沢なもの買えへんけどなー、服やら買うてもろたのは楽しかったなー」

現在子ども４人、孫４人、ひ孫６人の子孫を持つ大川さん。

114年を振り返ってもらったところ…。

【大川さん】
（Ｑ：114年という年月は長かった？）
「まあそない長いこともなかった、短いこともなかったなー…長かったなあ」

「世界最高齢」の男性は、京都府京丹後市に住む115歳の木村次郎右衛門さんで、男女とも関西から”長寿世界一”が誕生することになります。

大川さんは来月５日に115歳を迎え、盛大な誕生日パーティーが開かれます。

大阪府は、販売されている５つの乾燥ハーブ製品から、禁止薬物を検出したと発表しました。

大阪府独自の脱法ドラッグ調査で禁止薬物が検出されたのは…、

「禁じられた遊び〜完結編」
「パルプンテ」
「ｉｎｆｉｎｉｔｙ」
「ＳＵＰＥＲ　ＳＮＡＫＥ　ＢＬＵＥ」
「ＸＴＣ　ＥＦＦＥＣＴ」

の５つのハーブ製品です。

５つの製品には幻覚作用などを引き起こす恐れがあり、研究や医療以外の目的での輸入・販売などが法律で禁じられた成分が含まれていました。

今のところ健康被害は報告されていませんが、大阪府は販売していた４つの店舗に対して販売停止などの行政指導をしました。

大阪府では、脱法ドラッグの実態を把握するため、２年前から、流通しているハーブ製品を買い上げて調査しています。

世界遺産のシンボル、再び受難です。
和歌山県田辺市の熊野古道の石像『牛馬童子』の頭の部分が外れているのが見つかりました。

牛と馬にまたがる『牛馬童子』。

世界遺産・熊野古道のシンボルとして親しまれているこの石像に25日朝、口元に大きな割れ目が…。

そして、その割れ目から頭の部分が外れてしまいました。


地元住民が『牛馬童子』のこの異変を見つけて田辺市に連絡し、発覚しました。

【堀哲也カメラマン】
「被害に遭うのは２回目です」

『牛馬童子』は約５年前、何者かによって首から上が切断され頭の部分が無くなってしまい、和歌山県が新しい「頭」を作って修復していました。

関係者の努力でかつての姿を取り戻した『牛馬童子』ですが、またもや変わり果てた姿に。

再び受難です。

【田辺市の担当者】
「前回は“切込み”とか“叩いた跡”など（人為的な切断と）分かるものがあったが、今回はそういうものはない」

劣化による損傷か、それとも再び人為的に切り取られたのか…。

田辺市では原因を詳しく調べています。

和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドの双子パンダ『梅浜』と『永浜』が、繁殖のため中国に旅立つことになりました。

双子のジャイアントパンダ、メスの『梅浜』とオスの『永浜』には、飼育員から人参ケーキがプレゼントされました。

４歳になった２頭は、繁殖の適齢期を迎え、それぞれお婿さんとお嫁さんを探すため、今月中に中国の研究施設に旅立つことになりました。

【訪れた人】
「泣きそうです。もっといてほしかったです」
「永浜が生まれたときに主人が名付け親に選ばれたので、（中国で）赤ちゃんが産まれることを願って」

２頭の姿を見られるのは25日が最後ということで、多くのファンが訪れました。

和歌山県すさみ町では、いけすに放されたマンボウと一緒に泳ぐことができる「マンボウスイム」が人気を集めています。

すさみ町の岸壁に設置されたいけすで泳ぐ２匹のマンボウ。
三重県で定置網にかかり、先月ここに運ばれました。

全長約７０センチ、重さ１５キロほどで、イカやエビのすり身で作った餌を食べています。

人間に慣れてきたため、最近は一般のダイバーが一緒に泳ぐ「マンボウスイム」ができるようになりました。

【ダイバーは】
「水中で、すごくつぶらな瞳で見つめてくるんでたまらない。すごく癒されます」

マンボウは５月まで飼育された後、海に帰されます。

滋賀県愛知郡の広域行政組合職員などが水道管工事の入札を妨害したとして逮捕された事件で、警察は２５日朝から土木工事会社などの家宅捜索を行っています。

大阪市福島区の土木工事会社「機動建設工業」では、午前１０時半ごろから家宅捜索が始まりました。
機動建設工業は、滋賀県愛知郡が３年前に行った水道管工事を、競売で１億３４５０万円で落札していました。
この競売で、愛知郡広域行政組合水道事務所の係長・戸島茂容疑者(３８)が入札の最低制限価格を推定して、機動建設工業の社員・岡嶋章好容疑者(４２)に漏らして落札させたとして、競売入札妨害の疑いで２４日に逮捕されました。

二人は容疑を認めていて、警察は二人の間に金銭の受け渡しがなかったかについても調べを進めています。

指定暴力団・山口組系の暴力団幹部の男が、暴力団組員ではないと偽って銀行口座を持った疑いで逮捕され、警察は事務所を家宅捜索しました。

警察は２５日、大阪市浪速区にある山口組系の暴力団・二代目健心会の事務所を捜索しました。

二代目健心会の相談役・中村長治郎こと玄清河容疑者（７４）は去年１２月、口座を開設していた銀行から反社会的勢力の一員ではない事を確認するため、確約書に署名を求められました。
その際、暴力団組員ではないとうその記載をして口座を持ち続けたとして、今月２０日、詐欺の疑いで逮捕されました。

調べに対し玄容疑者は「暴力団排除条例関係の書類とは思っていませんでした」と容疑を否認しています。

２４日、神戸市兵庫区で集合住宅の一室が焼ける火事があり、この部屋の住人の４２歳の男性とみられる遺体が見つかりました。

２４日午後５時ごろ、神戸市兵庫区新開地１丁目の集合住宅で「白い煙が上がっている」と住人の女性から警察に通報がありました。
消防車１１台がかけつけ火は約２０後に消し止められましたが、３階の一室約４０平方メートルが焼け、和室で仰向けで倒れている一人の遺体が見つかりました。

警察によりますと、遺体はこの部屋に一人で住む４２歳の男性とみられ、周辺には油のようなものが撒かれていたということです。
また出火当時、玄関には鍵がかかっていたということです。

警察と消防は遺体の身元の確認を進めるとともに、出火の原因を詳しく調べています。

国公立大学の２次試験の前期日程が始まり、近畿の各大学でも受験生が試験に臨んでいます。

２５日の京都の最低気温は氷点下０．９度と、真冬並みの寒さの中、京都大学でも多くの受験生が２次試験の会場に向かいました。

文部科学省によりますと、全国の国公立大学の志願者数は去年より５１４１人少ない４８万９６７２人です。

京都大学では、大学入試センター試験の選抜を通過した８３２９人が２次試験を受験し、全体の倍率は２．９倍となっています。
それぞれの学部で２５日は国語と数学などの試験が、２６日は英語などの試験が行われ、来月１０日に合格が発表されます。

また国公立大学では来月、２次試験の中期日程と後期日程の試験が実施されます。