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片岡英明さん著書の、「スカイラインを超えて」をまだ読んでいます。
年が明けて、ちょっと落ち着かない状態が続いたのでなかなか、読み進めずに来ました。
今夜中に、読み切ろうと(最近購入した、伊藤修令さんのR32GT-Rのもある)恐らく今、最終章に来ました。
・・この本、櫻井眞一郎さんのご存命の時期に、発行されたものだと思ったら違っていて、2012年発刊とあり終盤では、櫻井さんの晩年や告別式の話などが出てきます。
「回顧録」だったのです、気付きませんでした。ただ、帯には「次世代スーパー電気自動車を開発して、地球に恩返ししたい」と在ったため、日産との兼ね合いもあるのかと思いましたし、僕自身がスカイラインとは2011年からの、付き合いになるのでもう3年目、既にリーフが発売され前々の、ログではリーフの世界販売5万台に、ついても触れましたが・・改めて櫻井眞一郎さんという方は、自動車界において語らずにはいられないといった存在であったこと、身に染みるようです。
最終章に入る前に、書いておこうと思いました。
櫻井さんは今頃、どうしているかなぁ。一度でいいから、会っておけばよかった。
もっと早く、スカイラインに対して意識を回していられれば、こんな大きな後悔にはならなかったはず、悲しいよ(/_;)
まだ伊藤修令さんも渡邊衡三さんもいる、スカイライン関連のイベントでお会いできる機会は期待が出来る、しかし・・櫻井眞一郎さんとはもう、会えないんだなぁ・・。
晩年、ディーゼルエンジンの有害物質抑制装置の、開発に奔走されたそうで「デュエットバーンシステム」については何となく、聞き覚えが在る。
たまたま時期が重なったように、僕も不遇を観たので余裕すらなかったが。
生まれ育った境遇も、若干似ていると書いた、いつからだろう? 櫻井眞一郎さんが身の回りに存在するというような、霊感的な思いに駆られたのは。
これも一気に噴出した、絶大な信頼感に左右されるものだろう。
いつからだろう? スカイラインに「エアロダイナミクスなんて要らない」と思うようになったのは。
スカイラインそれは、R30がそうであったように直線基調で調えられた正に、日本の魂伝統工芸である、”刀”「空を切り裂く刃の如く」と思わされたのも、久しい記憶だ。
そう、スカイラインとはいつの時代をも切り開いてきた、力のある正に「やいば」のような車にこそ、ふさわしいと思うのだ。
それからすると今の、V36はだいぶエモーショナルに富んでいると思うし、エアロダイナミクスを持ち合わせている。
それからしたら何と、V35の端正なたたずまい、まるでジャパンとDR30の違いか?
それともR31とR32の違いか? 確かにこの本の中でも、櫻井さん自身が「R32を後年、これこそが相応しい」というように、認めていらっしゃったとのこと。
よその方から聴いたのか、「R32こそが、自分の造りたかったスカイライン」と伊藤修令さんに、賞賛を送ったという。
そのR32へも関心を想うが、正直もう手に余りますよ~(苦笑)(^_^.)
あれもこれも、それもとは出来ないから今は、V3#系に沿って観て行ってるつもりだけれど、過去に遡るとやっぱりキリが無い(近所の、旧車専門店には悪魔の囁きの如く、ジャパン後期セダンとヨンメリがあるw)。
晩年、会社である「エスアンドエスエンジニアリングの経営」に際して、またこの「デュエットバーンシステム」について訴訟沙汰にもなったらしいが、難を切り抜けたとのこと。
いやいや、櫻井さんの人生において休む暇などなかったという、印象さえ感じられる。枕元には常に、メモ帳を置いておき床に入るという、徹底ぶりだったらしいから頭が下がります。
さすがに、戦時中を経験されてきて僕らとは、苦労の大きさが違う。
また一つ、感慨深い思いをさせられる、ことが増えました(苦笑)。
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Posted at 2013/02/26 22:26:57