大丈夫なのか、それとも…。侍ジャパンが苦肉の策に打って出ることが明らかになった。WBC日本代表の糸井嘉男外野手(31=オリックス)が本大会で“ノーサイン”で臨むことが判明したのだ。いくらサインをレクチャーしても、なかなか覚えられない“侍のターザン”に悩み抜いた首脳陣が異例の決断。それにしても舞台裏で一体何があったのか――。
侍ジャパンでも「ターザン伝説」は健在だった。「糸井は基本的に『ノーサイン』でいくことになる。彼は(前所属先の)日本ハムでも、そうだったからね」と打ち明けたのは日本代表関係者。そんな異例の方針が決断されるきっかけは、宮崎合宿中に行われた糸井と首脳陣のやり取りにあった。
関係者の話を総合すると、首脳陣数人が同合宿期間中に糸井を呼んで“事情聴取”。主な理由は合宿前に日本ハムからオリックスへ電撃トレードされたことで、糸井の心に動揺が残っていないかどうかを確認するためだったが、その場で本人が「すべてにおいて、やる気満々です!」と即答したことで誰もがホッと胸をなで下ろした。
ところが、それも束の間。今度はコーチの1人が「ところでお前、サインプレーは大丈夫なのか?」と問いかけたところから雲行きが怪しくなった。糸井は急に顔をしかめながら無言になってしまったという。
まさか…。「糸井はサインを全然覚えられない」という情報を耳にしていたことから、首脳陣たちの表情が一瞬にして青ざめた。そして、その不安は的中。首脳陣が畳み掛けるようにして事細かにサインをレクチャーし始めると、糸井はみるみる硬直。まるで頭から“プスッ、プスッ”と湯気が立ち始め、そのまま完全にショートしてしまったかのようだったという。
時間にして約30分。身ぶり手ぶりを交えて何度も繰り返しながら指導しても見込みはなく、まったくサインを覚えられない。糸井は「えっと、このサインは…」などとつぶやき、ただ自問自答を繰り返すだけだった――。
「ダメだこりゃ…」
首脳陣たちは悩んだ揚げ句、国際試合としては異例の“超法規的措置”を糸井に限って認めることを決断。やむなく「ターザン」の異名を持つ糸井の感性に委ね、試合中は本人の判断で動くことを許可することにした。
「たぶんベンチから指示をしても分からないだろうからね。でも冷静に考えてみれば糸井の場合は『ノーサイン』こそが、本領を発揮する上で最良の作戦につながるのかもしれない。サインを出すたびに打席や塁上でフリーズしてしまっては元も子もないし、あの突飛な力と動物的な判断力を生かすことを考えれば、それがベストな選択だろう」(前出の関係者)
50メートルを5秒台で走り抜く俊足と強肩はWBCの大一番でも、とてつもない武器になるはず。「ノーサイン」となって鎖を解かれたターザン・糸井の暴れっぷりこそが、侍ジャパン3連覇のキーポイントとなりそうだ。
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