Mail: winmail.dat が添付されていたら

受け取ったメールに，winmail.dat という謎のファイルが添付されていることがある．
大雑把に言って，この winmail.dat は解凍（解読）すれば中身を取り出せて，普通のファイルが一個あるいは何個か出てくる．

解凍方法・解読方法としては，

• Thunderbird を使っている場合
• Add-on の Lookout (ja/en) を使う．
• Gmail / Yahoo! Mail が使える場合
• それらのアカウントに winmail.dat を添付して送りつけるとうまいこと認識して中身を抽出してくれると誠 Biz.IDのページにあった．これが一番うまいかもしれない．
• Windows/Linux を使っている場合
• fentun を使う． Marc Seter の fentun のページ，及びそれとどういう関係にあるかわからないが zFacts のページで入手，ダウンロードできる．無料のようだ．
• WMDecode を使う．Biblet Computer Services のページ，及びそれとどういう関係にあるかわからないが zFacts のページで入手，ダウンロードできる．シェアウェアのようだ．
• winmail.opener を使う．eolsoft のページで入手，ダウンロードできる． フリーのようだが，インストールが必要のようだ．
• Mac を使っている場合
• TNEF's enough というツールがあるようだ．

などが考えられる．筆者は Thunderbird を使っており，Lookout でうまくいった．受信メールの添付ファイルに，winmail.dat を解凍したものも自動的に加えてくれる．ちなみに，fentun で扱えなかったものも Lookout ではうまくいったりする．
なお，winmail.dat や TNEF で検索すると，何かいろいろダウンロードボタンが出てくるような類のページがバンバン引っかかってウザめだ．Lookout で済む人は Lookout がおすすめ．便利です．

ファイルについて簡単に解説．送信者が Outlook を使っていると winmail.dat が発生することがある，と，マイクロソフトのサポートに情報がある．サポートページによれば，解決策は，送信者側がテキスト形式でメールを送るようにすることだそうだ．おいおい．
この winmail.dat はTNEFという（Microsoft独自？）フォーマットによるファイルらしい（エンコード・コレクションのページの解説，Wikipedia(en) の解説）．TNEF フォーマットのファイルは win.dat だったりもするようだ．もう独自形式とかどうにかしたほうがいいんじゃないだろうか．