経済外食年間倒産件数 12年は685件 2000年以降で2番目の多さ2013.2.26 20:11

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外食年間倒産件数 12年は685件 2000年以降で2番目の多さ

2013.2.26 20:11

 帝国データバンクが26日発表した「外食産業の倒産動向調査」によると、2012年の外食倒産件数は前年比3件減の685件で、2年ぶりに減少した。ただ、2000年以降で最多だった昨年に次ぐ高水準で、外食産業の厳しさを反映した。

 景気低迷に加え、コンビニエンスストアや通販の台頭による弁当や総菜など中食需要が高まったことが要因。原材料費の高騰なども負担となり、個人事業の店舗を中心に倒産が相次いだ。

 業態別では、「居酒屋」が196件(前年比1件増)で、全体の28・6%を占めた。次いで、「一般飲食店、食堂」が138件(4件増)、中華料理店が102件(5件増)など。低価格商品を投入する大手チェーンに客足を奪われた個人店舗を中心に倒産件数が増えた。

 都道府県別では、近畿が247件(7件減)でトップ。関東212件(15件減)、中部98件(4件減)などと続いた。また、倒産原因別では、売り上げ不振を主因とする「不況型」が87・4%と最多となった。負債額トップは、東京・六本木などに店舗を展開していたステーキハウス「清」の74億円だった。

 今後については、円安による原材料高騰や中食などとの競争激化の影響で、「個人事業主を中心に倒産件数はさらに増加する可能性がある」(情報部)としている。

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