大阪・キタの玄関口にあり、JR大阪駅や阪急・阪神の梅田駅を結ぶ「梅田新歩道橋」について、大阪市が26日に命名権(ネーミングライツ)の入札を行い、ロート製薬(同市生野区)が落札した。契約は3年間。落札額は社名をもじって年間6(ロー)10(ト)万円だった。
梅田新歩道橋は1964年、松下電器産業(現パナソニック)の創業者、故松下幸之助氏の寄付で建設された。ロート製薬は、新たな名前は社のスローガンにかけて「よろこビックリ梅田新歩道橋」にしたいという。広報担当者は「梅田の顔とも言える場所。単純に社名にせず、面白さを感じてもらえたら」と話す。
市は昨年12月、市内の歩道橋125カ所の命名権を売り出したが、売れたのは梅田新歩道橋だけだった。市は条件を変え、再度募集する方針。
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朝日新聞社会部