これまでの放送
No.3315
2013年2月25日(月)放送
がんになっても子どもが欲しい
国民の2人に1人がかかる「がん」。治療技術が進む中、がんになっても子供が欲しいと願う患者が増えている。しかし、がん患者が妊娠・出産するには難しい問題がある。抗がん剤の副作用などで生殖機能がダメージを受け、若くして閉経したり、生殖機能が低下するなど、深刻な悩みを抱える患者が少なくないのだ。患者の命を守りながら、新たな命を生みだすため、がん専門医と産婦人科医が連携し、治療にあたるシステム作りが各国で始まった。米国では連携によって出産を実現させる例が多数出てきており、日本でも2月に、岐阜県で、がん専門医と産婦人科医が連携するネットワークが発足した。がんと共に生きる時代、患者と医師の妊娠・出産をめぐる決断を追う。
- 関連記事
-
- “からだの時計”が医療を変える
2012年4月23日(月)
- 社会を変える“ビッグデータ”革命
2012年5月28日(月)
- “夢の医療”は実現するか
2012年7月3日(火)
- 天国からの“お迎え”
2012年8月29日(水)
- ノーベル賞受賞 山中教授が語る
2012年10月10日(水)
- “からだの時計”が医療を変える
2012年4月23日(月)
放送まるごとチェック
放送した内容すべてテキストでご覧いただけます
愛知県に住む2歳の男の子。
日本中のがん患者から「希望の光」と呼ばれています。
両親は共に、がんの患者。
治療を受けながら妊娠・出産を実現しました。
「子どもがいるから頑張れる。」
がんを克服する人が増える中、子どもを望む患者も多くなっています。
しかし、がん患者の妊娠・出産には大きな課題があります。
抗がん剤など、がん治療による生殖機能への副作用に、医師が十分目を向けてこなかったのです。
血液のがんにかかった35歳の男性。
去年(2012年)がん治療による無精子症と診断され、子どもを諦めました。
治療を受ける前、生殖機能への影響を医師から知らされていませんでした。
「悔しさはある。
妻に対する申し訳なさは続く。」
治療と妊娠・出産を両立しようと、各国でがんの専門医と産婦人科医が連携する動きが始まっています。
米 ネットワーク代表
「悩んでいる患者は多い。
医師は早急に対処すべき。」
がんになっても子どもが欲しいという願いにどう応えられるのか。
動き出したがん医療の現場を追いました。
がんになっても子どもが欲しい
- “子どもが欲しい”がん患者の苦悩
- がん患者の妊娠・出産 医師の対応は
- がん患者の妊娠・出産 医療現場で何が
- がん患者の出産 苦難の道のり
- がん患者の出産 カギ握る“速携”
- がん患者の妊娠・出産 どう支える
前回
2013年2月21日(木)放送
スタッフの部屋 最新記事
Loading...
先週アクセスが多かったページ