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山形・尾花沢 戦後最高の積雪
2月27日 0時44分

山形県内でも有数の豪雪地、尾花沢市では、26日朝の積雪が、市の独自の計測で戦後最高となる2メートル68センチを記録し、市民が除雪作業に追われました。

山形県尾花沢市は、消防署の敷地にある高さ5メートルの目盛りで独自に積雪を計測していますが、この時期は、雪が多くて近づけないため、毎朝8時に消防署員が双眼鏡で確認しています。
尾花沢市によりますと、26日朝の積雪は2メートル68センチと、昨シーズンの2メートル56センチを上回り、戦後の積雪量としては最も高くなりました。
また、市内の別の場所で行われている気象台の観測でも、25日正午の時点で2メートル40センチの積雪となり、観測を始めた昭和54年以降で最も高くなっています。
26日の尾花沢市は、久しぶりに朝から青空の広がる天気になり、多くの市民が、屋根の雪下ろしや、建物の2階ほどの高さまで積もった雪の除雪作業に追われていました。
尾花沢市の豪雪対策本部の事務局長を務める渡辺修総務課長は「除雪作業の事故や建物の倒壊が起きているので、事故を防ぐためのパトロールやボランティアによる除雪作業などを通じて、市民の安全と安心の確保に努めていきたい」と話していました。

尾花沢市に災害救助法適用

山形県は、大雪に見舞われた尾花沢市に対して災害救助法を適用することを決め、除雪などの費用を支援することになりました。
災害救助法が適用されると、お年寄りや障害者など、支援が必要な世帯の除雪のための費用を国と県が負担することになります。
厚生労働省によりますと、この冬、大雪で災害救助法が適用されたのは、新潟県と北海道の自治体に次いで3例目だということです。

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