NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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性犯罪者のＧＰＳ監視 検討へ

再犯率の高い性犯罪の元受刑者をＧＰＳで監視する県独自の条例について、村井知事は、２６日の議会で、「安心して暮らせる社会を構築していくことは不可欠だと」と述べ、震災の前に行っていた具体化に向けた検討を新年度から再開する考えを示しました。
村井知事は震災前のおととし１月、再犯率の高い性犯罪の元受刑者に対し、ＧＰＳの受信機を携帯させて行動を監視することや、ＤＮＡの型の登録を義務づけるなどとした県独自の条例の制定を検討する考えを明らかにしていました。
しかし、東日本大震災で、検討は中断され、２６日の議会で村井知事は「安心して暮らせる社会を構築していくことは、復興のための基盤として不可欠だと」述べ、新年度から改めて具体化に向けた検討を始める考えを示しました。
一方で、元受刑者にＧＰＳを携帯させることなどについては、人権上、慎重に考えるべきという意見があり、村井知事は「携帯の義務づけに、高いハードルがあることは認識している」と述べ、有識者による会議などで専門家の意見を慎重に聞く考えを示しました。
こうした対策は、海外で例がありますが、条例が制定されれば、国内で初めてとなります。

02月26日　13時01分

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