安倍総理大臣

安倍総理と盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領の電話会談
(概要)

平成18年9月28日

 9月28日、午前10時30分から約20分間、安倍総理と盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領が電話会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭発言

(1)安倍総理より、貴大統領は昨日「還暦」を迎えられたと承知しており、お祝い申し上げる、また、心温まる就任の祝辞に感謝を申し上げる旨述べた。(盧武鉉大統領は安倍総理に対し、安倍総理就任当日(9月26日)に祝意メッセージ発出。)

(2)これに対し、盧武鉉大統領より、還暦の祝いに感謝したいが、それ以上に安倍総理の就任をお祝いしたい旨述べた。

2.日韓関係総論

(1)安倍総理より、韓国とは、経済、文化、人的交流が大変良い関係にあり、自由と民主主義、基本的人権と法の支配という基本的価値を共有している、韓国は最も大切なパートナーの一つである、アジアの平和と繁栄という大局的な観点から未来志向の日韓協力関係を強化したい、日韓関係の安定は地域の安定にもつながる旨述べた。

(2)これに対し、盧武鉉大統領より、安倍総理とともに未来志向の日韓関係を作っていきたい、安倍総理が国民の高い支持を得て総理に就任されたことを契機に日韓関係が発展することを期待する、安倍総理の在任中に日韓関係を含む外交面で大きな成果があることを期待する旨述べた。

3.海洋の科学的調査を巡る問題

(1)安倍総理より、海洋の科学的調査を巡る問題が円満に解決したことは喜ばしい旨述べた。

(2)これに対し、盧武鉉大統領より、海洋の科学的調査を巡る問題の解決は、両国が懸案を円満に解決する意思を有していることの表れである旨述べた。

4.拉致問題

 安倍総理より、両国共通の課題である北朝鮮の核ミサイル問題について協力していきたい、拉致問題についてはDNA鑑定で両国の協力があったので真実に近づけたと思うと述べ、盧武鉉大統領より、北朝鮮に対しては共同で対応するのが重要であると述べた。

5.日韓首脳会談

 安倍総理より、出来るだけ早くじっくり意見交換をしたい、近くお会いできることを楽しみにしていると述べ、盧武鉉大統領からも会談への期待が表明された。

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