25日に番付が発表された大相撲春場所(3月10日初日・ボディメーカーコロシアム)で新入幕を果たした31歳の大岩戸(八角部屋)が、大阪府羽曳野市の部屋宿舎で記者会見し、新十両から所要46場所という戦後2位タイのスロー昇進にも「遅くなったけど上がれて良かった」と満面の笑みを見せた。
過去2年で両肘を痛め、手術も経験。けがに悩まされることも多く、心が折れそうになったこともあったが「続けていたらチャンスは巡ってくる」と言い聞かせてきた。
大阪は学生横綱になった近大時代に過ごした第二の故郷。「すごく光栄な巡り合わせ」と喜び、「勝ち越します」と力強く言い切った。