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【大リーグ】

中島 華麗に併殺 オープン戦初戦は守備でアピール

2013年2月25日 紙面から

ブルワーズ戦の2回、アスレチックス・中島はグリーンを二封、一塁へ送球する際にジャンプでかわす=メリーベールで(社英夫撮影)

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 【フェニックス(米アリゾナ州)スーザン・スラッサー】大リーガーとなって初のオープン戦は守りで魅せた。西武からアスレチックスに移籍した中島裕之遊撃手(30)は23日、ブルワーズとのオープン戦初戦に2番遊撃で先発出場。2回の守りでは二塁−遊撃−一塁と渡る併殺を完成させ、満面の笑みだった。バットは2打数無安打1四球で6回の守りから退いた。

 先人と同じ轍(てつ)は踏まない。過去には大リーグの“殺人スライディング”で削られ、レイズの岩村(現ヤクルト)やツインズの西岡(現阪神)が長期離脱を強いられた。2回に併殺を完成させた中島は「アメリカの走者が攻撃的なのは分かっていたから、走者をじっくり観察して、とにかく一塁への正確な送球を心掛けた」。ベースカバーに入った二塁上でジャンピングスローして一走をやり過ごし、観客を沸かせた。

 メルビン監督も、このプレーは殊のほかお気に入りだった様子。「決してパニックにならないね。賢い選手だから、慣れるのが早い。これまでのところは非常にいい」と、うなずいた。

 3打席だった打撃では快音こそなかったが、「まだ1戦目で打てても打てなくても問題ない。楽しかった。日本にはない雰囲気で(チームに)入れて良かったと思う」と終始笑顔だ。

 アリゾナの青空のように、まずはすっきりと実戦スタートを切った。

 

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