『スナッチャー』(裏話)

発売日 1992年10月23日
定価 7800円
メディア スーパーCD−ROM
メーカー コナミ
内容  未来の仮想世界を舞台に展開するコマンド選択アドベンチャー。 
 ところどころで、銃を使って敵を撃つ簡単なシューティングにも 
 なる。パソコンからの移植で、謎だった部分を補った完全版。


注:ネタばれの感想です。
●キャラ●ギリアン*ギャグの表情が非常に笑える。シリアス顔とのギャップが〜(笑)。
*ジャン*胃袋切開..☆ギブスン家の外観って、MCD「夢見館の物語」の館
みたい(こっちの方が発売が先だけど)。

*メタルギアmkII*頼りになる相棒。いいコンビ。こいつが行う分析結果報告は
とってもいいな、ああいうの好き。ロボットだけどすごく人間っぽい。外見だけ
人に似ているスナッチャーより、そしてどうかすると心の狭い人間自身よりも、
よほどあたたかみがある。クライマックスのシーンはつらくてしょうがなかった。
いつのまにかコイツのことが大好きになっていた。とってもいとおしく思える。
でも..よかった..ほんとにホッとした。最初の登場のところで「え?!あの
メタルギア?」と一瞬思わせるのがファン・サービスだなあ(笑)。愛嬌ある奴。

*ハリー*言葉がとてもズシンと響いた。あのシーンは泣けた..”お涙ちょう
だい”という言葉さえ、このシーンの前には消え失せるだろう。だから一度めで
勝てなかったことがものすごくくやしかったのだ☆赤い帽子が効いている。皮肉
な..なんて皮肉な運命..。
*カニンガム*最初、ジャンの殉職に対する哀しみ方が足りん!と思った☆
*ランダム*ちょっとカッコよすぎるかもしれない。


◎その他◎トライサイクル*名前がいいな。
*ビデオフォン*TV電話。こういうの見るとついいろんな番号を試したくなる
のは私だけではあるまい(笑)。結構いろんな番号が用意されてて面白い。
*夜間非行*これって「夜間飛行」じゃなかったっけ?わざとかな?笑える。
*ガウディ*データベースがちゃんとあるのがコンピュータらしくていい。もう
ちょっと”人格”に特徴あってもいいかな。
*パスゲッティ*ウチの弟は小さい頃、”すかべっちー”と言っていた(笑)。
*ネオ・コウベ焼き*ギリアンったら、すっごい生き生きしてるんだもんなあ☆
楽しそー。私も思わず食べたくなってしまった。でもメタルギアはどうやって食
べたんだろ??(消化できるのか?)

 わかりやすく見ごたえのあるオープニング・デモ。音楽と文字表示がシンクロ
させてあって芸がこまかい☆
 最初の方の「TVの音のボリュームを上げさせる」やり方、非常にうまい。私
はパイロット盤で耳が痛かったので本編ではボリューム上げなかった(笑)。
 知能が高く組織的かつ慎重なはずのスナッチャーが、死ぬ間際に重要なことを
ベラベラしゃべるのがちょっと気になった。まあ、そうでなくてはゲームが進ま
ないのだが。モスクワの川とスノー・スギ分布の形が同じだったり、ちょうど同
じところに似たような建物が建っていたりするのはちょっと出来すぎてる気も。
 ところどころで18禁ゲームみたいなコマンドが出てくるのには笑った。
(コラコラ、ジェミーを愛してるならそんなことしちゃ駄目だぞー!)
 説明書の劇画で、ギリアンたちの失われた記憶の中で「スナッチャー」という
言葉だけは覚えている、とあるけど..いつその言葉を聞いたんだろ?

 人間って..人間らしさってなんなのだろう?何が正しくて、何がそうでない
のか。自分に忠実であることが人を傷つけているのだとしたら、では一体どうす
ればよかったというのか。そんなことを、考えずにいられなかった。


'94 4/1 NIFTY-Serve FCGAMEM
           PCエンジン会議室 #21
                    (登録日 '98/3/11)
巴かずみのゲームソフトレビュー
/KAZUMI TOMOE'S GAME-SOFT REVIEW


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