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【プロ野球】

2番・稼頭央は4打点 「いい場面で打てた」

2013年2月25日 紙面から

◇WBC壮行試合 日本10−3豪州

6回表、自身4点目となるタイムリーを放った松井(右端)は、ベンチでナインの祝福を受ける=京セラドーム大阪で(潟沼義樹撮影)

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 胸に縫い込まれた「JAPAN」の文字が誇らしい。スタメンで起用された37歳の松井(楽天)が2安打4打点の大暴れだ。

 4回は満塁の走者を一掃する右翼線への逆転三塁打。6回は中前適時打で試合の流れを決定付けた。打つだけではない。初回は無死一塁からの犠打を1球で決め、先制点につなげた。2番としての役割を果たし「こういうことは、なかなかない。本当に良い場面で打てたし、勝ったことがうれしい」と声を弾ませた。

 17日の広島戦も、23日のオーストラリア戦も「2番・二塁」の先発は鳥谷(阪神)。だが首脳陣の基本構想は松井が中心だった。28人の侍の中で、ただ一人のメジャー経験者。公式球の感触も誰より知っている。存在感を見せつけた試合後、PL学園高の先輩でもある立浪打撃コーチは「2番に松井を入れると打線が機能する」。両打ちにも魅力を感じていた。

 松井は2003年のアテネ五輪アジア予選以来、10年ぶりとなる代表ユニホーム。06年、09年のWBCは不出場で、テレビ画面に映る歓喜の姿に「悔しさも感じた」という。2年前に日本球界に戻り、満を持してのサムライ入り。「必死でやっているだけ。あまり調子に乗らず、おとなしくしてます」。余裕のコメントが、年輪を感じさせた。 (井上学)

 

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