全国で初めての「行政と企業とNPOの協働による病児保育モデル」について、横浜市林文子市長とゴールドマンサックス佐護取締役とともに、本日記者会見を行いました。
以前より横浜市の働く親御さんからは「早く横浜市にもサービスを展開してほしい」という要望を、フローレンスは頂いていました。しかし横浜市は日本最大の政令都市で、非常に広い面積を持ちます。フローレンスの体力では進出の初期投資をねん出することはできませんでした。
そこで、ゴールドマン・サックス証券株式会社様が、フローレンスに社会投資(寄付)を申し出て下さいました。横浜市の進出にかかる諸経費を出して下さっただけでなく、横浜市のひとり親の方々(年換算100世帯分)に安価に病児保育を提供するための資金をも提供して下さったのです。
一方、横浜市行政も広報等の積極的な協力をして下さることになりました。横浜市は日本最大の政令指定都市ゆえ、公共サービスにかかるコストも膨大なものとなります。
人口減少社会で刻々と税収が減っていく中、すべての公共サービスを行政が担っていくのは、もはや限界である、ということを、どの自治体よりも強く理解し、他の自治体に先駆けてNPOや社会的企業との協働に邁進して下さったのが、横浜市行政の皆さんなのです。
通常であれば、フローレンスが困っているひとり親の方々に、ひとり親パックの存在をお伝えしようにも、なかなかひとり親の方にはお知らせできません。しかし横浜市のひとり親担当窓口にチラシを置いて頂いたり、ひとり親向け行政支援のリーフレットにチラシを折り込んで頂ければ、ダイレクトに情報をお伝えすることができます。
企業が資金を拠出し、行政が広報誌や窓口等のプラットフォームを提供し、NPOが社会事業を行う、というモデルが、今後の「縮む経済」下において、公共サービスの劣化に抗する仕組みの先駆けになることを願っています。
横浜市で病児保育をご要望の方、フローレンスのホームページより、WEB説明会にお申し込み下さい!
http://www.florence.or.jp/
----------------------------------------------------------------
当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
PCサイト http://www.florence.or.jp/
携帯サイト http://www.florence.or.jp/m/index.htm
病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
こちらのフローレンス本体のページから、お申し込み下さい。http://www.florence.or.jp/
我が子が待機児童になってしまって困っている方は、
「おうち保育園」でお預かりができるかも知れません。
http://www.ouchi-hoikuen.jp/
フ ローレンスのサービスエリアは東京23区の足立区/板橋区/江戸川区/江東区/品川区/渋谷区/新宿区/杉並区/墨田区/台東区/中央区/千代田区/豊島 区/中野区/文京区/港区/目黒区/荒川区/大田区/世田谷区/葛飾区/北区/練馬区 に加えて、千葉県浦安市・神奈川県川崎市です。
ひとり親への超安価な病児保育サービス「ひとり親パック」に共鳴し、寄付を
して下さる!という方は、下記のフォームでお申し込みください。
http://www.florence.or.jp/corp/fr/fundraiser/
ワークライフバランスや男女共同参画、ソーシャルビジネスについての
講演を依頼されたい企業、自治体、メディアの方々は
↓からお申し込み下さい。
http://www.florence.or.jp/inquiry/form1/ask_kouen.htm
フローレンスへのインターンを希望される学生は、
NPO法人ETIC.の細田さん宛にご連絡頂ければと思います。
http://www.etic.or.jp/
いつもご支援頂き、誠にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
-------------------------------------------------------------
2010年11月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/169707430
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/169707430
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック