逆風帳簿ATWメンバーの徒然なる生態系。

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2010.11.03 Wednesday
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2008.03.29 Saturday
対海賊傭兵連合/商船護衛一日目 11:03

　
〔二日目〕の傭兵（飛び入り参加者）案内。
　コーブ湾、22：20出港
　「マイド島」行きの傭兵船に乗船すべし。


　商船護衛任務〔一日目〕
　風の調子も良く、海流も緩やかにうねり、渡航には良い日和だった。
　コーブには、相変わらず人影は疎ら。20分前に現地に到着したが、他の傭兵達の姿は見えない。団体行動をする以上は、集合時間を出立時間は、ちゃんと分けるべきだな。

　
　乗組員は、全員で12名揃った。拿捕した「Black Swan号」に積み荷を積載して、操舵は俺がとることになる。

　コーブは、非常に狭い運河で形成されているので海賊の待ち伏せ攻撃が懸念された。
　初っぱなから拿捕されてはアレなので、ドラビア中隊をオーク砦に出撃させて、オーク砦からとコーブ湾からの「挟撃作戦」を遂行した。
　――攪乱は成功。海賊の陣形が乱れているのをみて、フィールドの切れ目から、「Black Swan号」は海原への道を切り開いた。ここまで来れば、後は安心だ。
　ケツにも敵影は無い。
　コーブ湾からは、仲間の叫び声が聞こえるが。任務達成には犠牲は付きものだ。
　諸君、墓前にエールを撒くので、成仏してくれたまえ。

　マイド島について、積み荷を降ろす。とりあえず任務は終了。
　２０分ほどで片が付いたわけだ。残った時間を有効活用しよう。

　――つまり、ダチ公どもの仇討ちだ。

　最初は、丘と海での戦いが行われていた。そのうち、傭兵側から船を出し始めて、混戦状態に突入。誰が生き残って、誰が死んでいるのか考えれないほどの乱れ具合。
　途中、バラクーダ海賊団の船長を囲んで拿捕状態にするも手間取り、海賊の援軍が続々来たため、撤退。しかも、途中で俺の船も拿捕される結果に。
　海賊から接収した「Black Swan号」は、傭兵のメンツみたいなモノなので、あっさり渡しては皆に申し訳が立たない。必死にフィールドの張られる順番を頭に入れて、解けるとなるとすぐに動き出す行動。一度目は、逃げたが失敗。再拿捕された。
「あきらめな」と、いう声が海賊から投げられるが。
「絶対に、あきらめん！」と、再びフィールドとの戦い。フィールドの切れ目は、わずかな切れ目。しかし、船体を無理矢理ブチ込めば、ぎりぎりで通れる！
　「Black Swan号」に指示を出し。無理矢理フィールド群を突破。相手も流石に、疲れたのか追跡はなかった。――「最後まで諦めず、正解だな」等と考えた。
　

　全員蘇生して、マイド島に再寄港。今回の船拿捕はゼロ。あれだけ激しい戦いで、損害が少なかったことを喜ぶべきだろう。今日は、トリンシック港に向けての戦いだ。
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2008.03.27 Thursday
対海賊傭兵連合/イベント通達 14:24


　よう、37.4℃の熱でグハグハ言っている、傭兵連隊長Lavaだ！（グハグハ）

　
　昨日の戦いでは、拿捕に成功して、ブラック・スワン号を手に入れた。
　相変わらず、俺は操船が下手で死亡のフラグのジンクスが成り立っているな。

　拿捕とは、船体を固定することに見つけたり？
　旋回される度に、棺桶が閉じるので一苦労だ。

　　※　※　※

　さてさて、3/28-29日連続で「傭兵兵装輸送船」イベントを開催することになった。

　
　マイド商会に、装備品を見繕うように話をつけて、交渉成立。
　輸送船を守りきると言う、とてもシンプルな仕事だが、海賊の介入が考えられ、輸送船が襲われる可能性が十分に有るので傭兵達の警備は厳重に固める必要がある。

　さて、航海ルートだが――
　
《 28日 23：00−24：00（1day）》
　コーブ港 → マイド島

　【備考】
　一日目は、輸送物の搬入をマイド島で行う。
　コーブ港は沖に出るまでに、非常に狭い場所を通るので、十分に周辺警備が必要である。マイド島まで移動するにも、ある程度狭い場所を通らなければならないので、連携が必須になるだろう。


《 29日 23：00−24：00（2day）》
　マイド島　→　トリンシック港
　二日目は、輸送物をトリンシック港に搬入。

　【備考】
　トリンシック港は開けた場所だが、その分様々な方向からの奇襲も考えられる。
　此処でも、各所の連携が求められる。




　
　また、臨時の徴兵員は募集するので、その希望者はコーブに来られたし。　
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2008.03.24 Monday
対海賊傭兵連合 16:11


　少しばかり、手一杯で記載が遅れたが、まとめて報告書を此処に出そう。



3/20
　海賊が今日は少なく、それでも一応警備だけはしておく事にした。

　といっても、初めは少ない人間で釣りに興じていたのだが。

　この日は、傭兵と海賊、双方少人数しか集まらなかったが、
　血気盛んに、海賊のヒヨコちゃんが来たので丁寧に出迎えた。



3/21
　最近は、釣りをしている場面が多い。
　生魚を食べる気にはなれないが、取れたてのモノをバターで焼いたフィッシュステーキは格別の味だ。ワインにも良く合うので気に入っている。

　今日はメンツが集まったが、海賊が来るまで釣りをしていたら、傭兵の連中がみんな釣りをし始めて、釣り仲間の集まりに成ってしまっていた。
　まぁ、目の前に海が有れば、兵士は開放的に成るモンだな。
　
　すると海賊達が襲来してきた。驚いた、非常に数が多い。
　こちらの手が足りない時に、大勢で来てくれるなんて、気の良い連中だ。おかげで、エールが抜けない身体で指揮することになった。

「各員、お客様にワルツを教えて差し上げろ」

「I sir」

　簡単なジョークに答えてくれると、俺も嬉しいもんだ。
　中隊長達に部隊を編成して、海に出させる。
　相手の数は多く、沖に出ると多くの敵影発見の言葉。
　こちらも応戦して相手を倒すが、制圧力が足りない。
　相手を倒しても、制圧力が足りなければ、次々に海賊はわき出てくる。
　ふむ、あまりにもジリ貧だ。こちらも物資を無駄にしすぎるのは良くない。
　悔しいところだが、全船舶の中隊長に撤退命令を出して、この日は23：30頃には、仕事を終えた。



3/22
　多くの人間が知って居るであろう、海賊の結婚式。
　めでたいことは、何があってもめでたい。
　敵を恨む事があっても、傭兵は決してユーモアを忘れてはいけないと思っている。
　ただ、ひたすらに殺戮を続けるのは、正規の軍人さんの仕事だ。そのあたりの鎖が緩いのが、俺が傭兵でしか仕事が出来ない所以だろう。

　
　俺も正装に着替えて、久しぶりにプレートメイルに包んでみたが、「似合わない」と部下に言われたので別の鎧にした。油も塗ってさびないように手入れしていた虎の子のプレートメイルだったが、コレを気に手入れを辞めることにしよう。
　式の内容については、他の日記に有るとおり、順風満帆。こちらから特に記載することもないの悲しいところだ。
　動物使役者の妨害を予測して、全員竜殺しを装備しての待機命令だったが、特に振るわれることもなかった。喜ばしいことだ。
　ふむ、もうちょっと傭兵の人手があった方が良いかも知れないなと、一昨日、昨日と考えることがあった。話のうまい人間が居れば、色々と俺が雑務しなくてすむかもしれんと、怠惰なことも考えているのだが。
　もし、興味が有る人間が有れば「Lava」まで、打診なり、ヘイブン湾で声をかけて欲しいな。


　さて、いつも通りのメンドクサイ話だ。
　今回は、古参兵というベテランの傭兵達の話をしてみようかね。
　村人や学生達、様々な人間が傭兵組織に新兵として籍入れることになる。そこで、彼らが何より身近で、何より頼りになるのが「古参兵」だ。
　傭兵が必要とされていた時代は、三十戦争であり。その頃には、常備軍というものが存在しなかった。戦争のたびに、農民を導入していたわけだ。傭兵というのは、農民仕事をせずに、戦争を職業にした人間達のことを指していた。
　
「何年間も一番低い枝で危ない綱渡りに抜け目なく立ち回り、根に最も近い枝ならんでいる連中よりはいかめしく見え、貫禄もあった」（阿呆物語より）
　グリンメルスハウゼンの「阿呆物語」では、しばしば「古狐」と称されてた人物こそが「古参兵」であった。　
　危ない綱渡りを、抜け目なく立ち回る古狐。それは、単に比喩ではなく清教徒革命では三千人以下の古参兵部隊で、兵力も装備を遙かに上回っていたスコットランド軍を瞬く間に殲滅したとされている。ぞっとするような古狐の力だ。
　現に、中隊を組織する中隊長達は、より多くの古参兵を中隊に編隊したい必死であり、戦争の結果も古参兵の数が勝利をもたらすことが殆どだったらしい。
　
　古参兵は、部隊維持にも大きく活躍した。
　新兵は経験が浅く、戦争では役に立つことは殆ど皆無だった。それとは逆に、経験豊富な「古参兵」というのは、どの軍隊でも欲されていた。
　彼らは、今の軍隊で言えば上等兵の様な者である。上等兵とは、一般の兵士である二等兵の中から成績優秀者等が選ばれて、必要あらば二等、一等兵達を束ねる、一般兵士の顔役だ。
　また、古狐たちは、新兵の教育したり、捕虜達を自軍に統合にしたり、隊員達に軍紀をも守らせ、新兵と中隊長などの将校達のパイプ役もおこなった。
　戦争中も取り乱すことや逃亡することなく、勇敢に戦ったとされている。兵士達の模範となり、部隊の質を調整する古参兵は、まさしく傭兵隊の要だな。
　彼らは、一度鞍をはめた軍隊から離れることは滅多になかった。四十年以上傭兵を続けた古参兵達の大半は、自分の所属部隊を全く離れていなかったといわれている。
　古参兵達は、その信頼から捕虜になった場合は中隊長に真っ先に買い戻されており、非常に重宝されていたことが分かるな。
　古参兵とは、傭兵部隊における、最大の武器と心臓だな。もし、お前さんが傭兵部隊に入るなら、古参兵を捜すと良い。きっと良くしてくれるはずだ。
　俺たちの傭兵連合では、まだ多くの人間が新兵であるが、いつの日にか彼らのような古参兵がでてくるだろうな……。


　※　　※　　※
　
　あっと、どうでもいいが、商会のお嬢ちゃんに売り込みをだして、船の護衛話を持ちかけた。いわゆる営業だ。傭兵の手金を稼ぐためにだと、表向きは言っておこう。
　コレによって、しばらくすれば輸送船の護衛という仕事が加わる事になるかも知れない。ついては、話がまとまり次第連絡する事にしよう。
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2008.03.19 Wednesday
対海賊傭兵連合 02:02
　

　03/17日、
　しばらく休んで、俺の力も大回復した。
　陸の仕事ばかりしていたので、海の仕事ばかりとなると、さすがに疲れるモンだ。
　これからも、一日ずつ休みを挟まれるので、かなり楽になるだろうな。

　今回、編成を組むのはドラビュアだった。
　俺が、基本編成しているのだが、連隊長二人で編成が出来れば、片方が不足な自体に陥っても兵隊がちゃんと動けるわけだ。
　
　
　数あわせに俺も出撃したのだが、途中で操船士が降りてしまった。
　鹿や鳥たちまで寄ってきて、のどかな状況になっちまったなぁ……。
　海の上も、いつも程の賑わいじゃねぇし。思わず、船を浮かべて昼寝でもしたい気持ちに取り付かれちまった。
　まぁ、休み明けの仕事としては、そこそこだな。
　
　　
　んでだ、今回は海賊の数も少なかったんで適当に切り上げる事にした。
　肥大化した傭兵達の仕事をまとめる必要があったので、オープンバーで傭兵達でミーティングを始めることに……。

　議題はそれぞれあるが大きく分けて、
　中隊長について、給金について、装備備品について。


�　｜翅眥垢蓮△箸蠅△┐此屮瀬螢后廖屮▲ぁ廚瞭鷽佑之萃蠅靴拭�残りも、操船してくれる人間から募るつもりだ。一番出る時で6隻でるので、俺とドラビュアが入れば5隻になる。


�◆ゝ覿發砲弔い討蓮�中隊長は一度出撃ごとに5000ＧＰの給金が支払われる。一般の戦闘員は1000〜1500ＧＰ程度だろう。
　さて、一般傭兵が稼ぎ遅れる事を考えて、その日の賞金首を決めることにした。一番にその海賊の首級をあげれば、報償がその中隊に貰える制度だ。そのためには、中隊のメンツを固定化する必要もある。


��　そして、諸経費を抑えるために、戦闘は20〜30分感覚に区切ることにした。この間に気絶（死亡）した人間は、その戦闘の区切りが出来るまで再出撃が出来ないことになった。

�ぁ，△藩段赦�合の仕事時間だが、通常は22：00からになった。

　無論、これは傭兵が独自に架すことであって、完全なルールではない。
　とりあえず、決まったことは上記の通りである。傭兵の諸君、これから傭兵に募兵しようとする人間は、ぜひとも一読して欲しい。
　それにしても隊員から、赤字云々、装備云々と意見がでると、本人はその気はなくても、傭兵らしい話題のようで思わず笑ってしまった。
　

　さて、俺たちの組織では中隊長の賃金などが決まったが、実際の傭兵の収入は如何だったのか、その話でも今日はしてみよう。
　大概、傭兵達の賃金は、ダラーの元になった、ターラーといわれる銀貨で支払われていた。ゲーテ（1749-1832）の時代は、１ターラーあたり、22500円だったらしいが、百年前の事は当てにはできん。

　バッハ（1685-1750）の月収は、50ターラー。
　1650年頃の傭兵の募兵賃金は、3ターラー。
　1670年頃の傭兵の募兵賃金は、12ターラー。

　バッハは金持ちだと思っても、この頃の音楽家は音楽ができる、専門の召使いという考えだった。貴族にとってはまだ安い金額だが、比例にはなろう。
　これを見る限りは、農民にとっては、なかなか傭兵は儲かる仕事である。高い時に一ヶ月働けば、12×12（傭兵は月給だったらしい）＝144ターラーだ。
　ただし、1670年頃は、「需要」が「供給」に追いつかなくなったので、4倍にも跳ね上がった。つまり、70年代の傭兵は良い仕事とは言えなかった。
　1650年頃の傭兵は、1500人を募兵すると、1700人は募兵が集まっていた人気職業とされている。

　さて、絵画や版画、築城術なので知られているアルブレヒト・デューラー（1471-1528）のネーブルランド旅行記では、「肉とパンに10ターラー。玉子と梨に9ターラー」を支払っている記述がある。なかなかのリッチ旅行である。
　この頃の貨幣の鋳造というのはバラツキがあり、値段が怪しいモノであった。だからこそ、「悪銭鋳造の変動によって固定給の人間が傭兵に参加しなければならなかった」、そのことは前回に書いたとおりだな。
　傭兵に参加するということが、どれだけ立場的にやばかったか、理解できるだろうか？　金持ちの一日の食事が月給以上だ。もちろん、これは一般兵の話で、士官、将校クラスは遊び回れる金をもっている。

　傭兵さん、暮らせないじゃんか？　と思われる方がいるだろう。

　傭兵物語といわれる「阿呆物語」を著したドイツ、バロックの代表的作家グリンメルスハウゼンの記述にこういったモノが見つかった。

「葡萄酒やビール、肉にありつくことはほとんどなく。リンゴとカビの生えた固い黒パンが最上のご馳走であった」

　下郎で野卑な傭兵にあこがれるのは人が多いのは分かるけど、実際はこういう仕事だ。実際、本気でご馳走だったから洒落に成らんのだ。

　これは、傭兵の経営システムが問題とされている。
　連隊長が、中隊長に中隊運営費を渡すのだが、この運営費は中隊長が勝手にやりくりして良い事になっていた。
　余って黒字になれば、己の懐に入れられる。
　足りなくなって赤字になれば、己の懐から穴埋め金出さねば成らないのだ。
　運営については、上からは得に口出しされない。中隊長の配分に完全に任されていたのである。
　そうなれば、中隊長達は、挙って財布のひもを固く縛る。
　軍事監察官に金を渡し、お目こぼしをもらい、穀物商や運搬商人たちと結託して己の利益をむさぼる事に真剣にだった。
　かびたパンを商人により、半値でかって、君主に出す勘定書では「まっとうなパンを買った全額」を請求していた。
　無論、国の規定で、パンの分量と成分などは決められていた。しかし、そのパン屋達も買収していたようだ。19世紀の産業革命の頃のロンドンでは、チョコレートのかさを増やすために「レンガ」をぶち込んでいたという。当時のパン屋では、藁クズやらが混じられていたらしい。
　
　えーっと、傭兵さん達は、そんなので戦争になるの？

　胃袋まで、タフガイなの？

　うん、当時の兵士さんは、戦闘中死亡者が全体の15％ならば、病死が75％と言われているね！

　みんな、栄養失調からの病気でおっ死んでいるんだ！　ワッハッハ！
　
　それでも、なぜ人気だったか？　其れは、略奪にあった。
　今日の戦争では、一般人に攻撃する軍人は、糞虫のように言われる。
　当時の戦争では、「人権」というモノはまだ確立されていなかった為、民衆というのは「君主の品」であった。つまり、相手の品はぶっ壊してもOKPKだったのだ。
　豊かな時代に住んでいるとマヒしがちだが、食料や生活というのは安定しないのが基本である。
　自然の動物たちは、食い合って生命を動かしている。それが基本であり、まだ、この頃の人間は大きく自然的であった。（安定した食料の供給とは、季節や土地柄の改造などによる環境破壊に過ぎないので）
　
　略奪したモノは、各々の懐に収めれるので、これのおかげでようやく傭兵達は臨時的なボーナスを得ることができたのだ。
　ちなみに、略奪に熱心だったのは、傭兵の給料というのは定期的に支払われにくく数ヶ月滞るのが普通だったらしい。一年近く払われない事例もあったようだ。うーむ、なんともジリ貧な商売だな。

　まぁ、ほとんど末端だけだけどな。
　
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2008.03.18 Tuesday
恐らく今日だけ、傭兵酒場。 21:58
　傭兵が集う酒場を、今日はきまぐれに営業だ！
　えっ、傭兵以外が来るって？　おう、誰でもOKなんだよ！
　ベアトリクスさんが、バーテンダーとして仕事をしてくれるぜ。

　シャイな連中も来ればいい！


　23時位までの営業とかんがえているんだぜ！

　なお、売り上げは、傭兵連合の備品などの軍資金に回されます。
　
　※　※　※　

　
　大盛況につき、閉店！　ありがとうございました！
　また、さすらいの料理人が、ブリタニアに立ち寄った際に、開きたいと思っています。　
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2008.03.15 Saturday
対海賊傭兵連合 19:43


　ちょっと連日興奮しすぎたので、月曜日まで休むぜ。

　まぁ、オレも、いろいろなこともあるんでな！
　傭兵の活動だが、月、水、金、土としようと思っている。
　金曜日と土曜日がつながっているのがミソだなぁ。

　んで、活動外の出撃なんだが、基本的には「可」と考えている。というか、勝手にやってくれて結構な部分はある。ただし、仕事の時はちゃんと編成して戦うようにしたい。
　ただ、出撃の時には周りに参戦希望の傭兵がいれば、是非とも乗せてやってくれ。
　信用できない奴の場合等は、其処等にほっぽりだしてもOKだ。
　まぁ、個人活動の場合は、ケツを持つことは出来ないし、勝手な行動をしすぎて名声を失っても、オレは関与はできない。跳ね返る矢は、自分で重々に受け止めれることを考えてから頼みたい。
　しかし、これも命令なんかではなく、単なる御願いに過ぎないんだよな。所詮は、自分の舵は自分で取るのが正しい。自分で道を開けれるなら、尚良い。
　だから傭兵諸君は、戦士の誇りとエンターティナーである事だけは忘れないで欲しい。


　ちなみにオレが推薦する中隊長は、ダレスとジゲン。
　この二人には、中隊長を固定的に付いて貰いたい。
　重荷に成るようだったら、また編成を組み直す。
　JWGの方は、またドラビュア（正確にはドーラビーラ）との話し合いで、発表といった感じだ。
　操舵士は6〜7名ほど居るので、もう少し戦闘員を増やしても良いのかも知れない。
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2008.03.15 Saturday
対海賊傭兵連合 14:00


　我々傭兵組織は、徳の為に戦うのではなく、金とクライアントの信用、同族への義によって戦っている。そのために徳に反する行為もあるかも知れないが、すべては傭兵としての仕事を全うする事として喜んで迎え入れようとも思っている。

　そんな気持ちで始めた、この戦い。

　昨夜は、ヘイブン海賊団の解散式とあって派手な戦いだった。

　総勢が、何名か覚えていない。覚えている時には5隻居たので3名乗っていると考えて15名か？　此処まで傭兵が増えると、相当の指揮力が必要だ。おそらく俺一人ではどうしようも無かった。
　もし、昨日の戦いが成功だと思う人間は、一重にドラビュア連隊長の力もあったことを、傭兵の皆の一人一人の力が有ったことにも感謝だ。そして、何より、海を盛り上げる戦いをしている「海の上の御同胞達」にもだ。傭兵側としては、派手な戦いであるほど仕事も増えて嬉しいものだ。
　
　海戦が23：00からと聞いて、22：20にブリタニアに行動を開始した。ドラビュアの話だと22：00からとの事、其れを聞いた時には肝を冷やした。現場に到着しても、少し数が少ない。――まぁ、実際は23：00からだった。
　しかし、先に集まっている連中は22：00と考えていたので頭に血が昇ってどうしようもない感じだった。とりあえず、斥候船を組んで2隻、各々3名編成で海に出て貰う。
　オレは、しばらく陸上で中隊長達に指揮を出す係と、やってきた傭兵達の編隊を組ませる仕事をしていた。編入窓口が居ないと、駆けつけてくれた飛び込みの傭兵達が完全にあぶれてしまうので頑張って連隊長の仕事だ。何とも面倒だが、オレが指揮系統をきれいにしないと他の奴らが安心して戦えねぇ。

　斥候に出ていたドラビュア連隊長からの「敵影大量に発見」との言葉が届いた。
　ちょうど運良く、傭兵のダレスがやってきたので、残存させていたRaven攻撃隊のカナリアを編隊させて海に出す。
　ダレスに付いてはAtw、JWGの両ギルドメンバーでもない急に飛び込んできた傭兵だが、オレは中隊長として信用をおいている。平素からちゃらんぽらんのオレと違って、鉄を口の中からぶち込んだ様な堅い口調の男だが、だからこそ信用できる奴だ。

　色々と、有志で海に出ている「個人営業」奴らもいるようだったので、色々と見ていたが、さすがに海賊。今回は、死亡撤退者数が非常に多い。得に一人乗りの「個人営業」の人間達は事如く真っ平らになって帰ってきている。
　しばらくすると、見慣れない名前のお嬢さんとボウズがうろうろとしている。
　この二匹のヒヨコちゃんは仕事に興味が有りそうだったので、話しかけてみた。
「お嬢ちゃん、キョロキョロしているけど物珍しいかいね？」
「はい、戦争ですか。友達に言われて見学にきました！」
　どうやら、違う国からやってきた観光者らしい。
　見学というモノだから、もっと近い場所で見学させてやろうと思い、ダレス中隊長を呼びつけ、この二人を乗せこんでやった。
「死んでも文句ぁ、言うなよ！」
『はい！』
　と、気合いの入った返事が帰ってきたので、ダレスに任せて二人を戦地に送る。せめて、死体で帰ってきた時に給料として1000GP位渡すんだったかもな。戦いの技能をあげる意義が出てきたので頑張ります！　と、言っていたので、まぁいいかいね。

　しばらくしていると、傭兵のZigenが到着。こいつも基本は中隊長として、仕事を任せているが今日は操舵は辛いというので、「アリエルに約束したモノを届けるため」オレが出ることにした。途中で白いドレスの「個人営業」のお嬢さんをオレの船に編入して。
　二人に、アリエルにモノを渡すから、しばらく攻撃を辞めてくれ。と指示をだして、行動する。マクロの叫ぶで、アリエルの姿が見えた時に、ぶち込んだ。一度だけの叫びだったが、案の定届いたようだ。気合いが有れば、なんとかなるぁ！　と思った。

　しかし、混戦中だ。あっちこっちで、弓や爆弾が飛び交い、魔法が立ち昇る。オレの船も何度か攻撃を受けて、船員から「さすがに無理だ」という言葉が出たが、何とかアリエルの船に追いついた。
　それでも、海賊として首級の高いアリエルだ。攻撃がどうしても集まってしまう。
すぐさま中隊長達に、攻撃を辞めるように指示をした。海賊側からの攻撃もあったが、アリエルの方が止めてくれたようだ。今回ばかりは、派手に焦った。
　
　9ｔｈワインをアリエルに渡して（この話にはオチが付くが、アリエルのブログで頼むぁ）、「三分後に攻撃船として、本船が戦いに加わる」ことを言うと、いったん安全海域まで撤退。実際は、かなりやばい気持ちだった。何度か積み荷の受け渡しに失敗もしたからな。

　三分経ち出陣。
　途中で、元バルド海賊団の筆頭である、キャプテン・ザキの姿を見かけたとの連絡があったので、オレはすぐさま各中隊長に連絡をした。

「船長クラスを落とした奴には、オレがワインをおごってやるぜいッ！」

　しばらくしたら、撃沈の言葉。
　どいつが、首級をあげたと思ったら――

連隊長「ドラビュアだが、ウチの船が敵船長を落とした！」
オレ「ドラビュア、おめーには、おごらねーよ！」
中隊長「ひでぇ！！」

　等と、心温まる中隊長、双連隊長との心の絆。　


　一旦、攻撃の手が休まったので寄港。疲れた傭兵連中は、さっさと休ませて、再編隊を組む。このときは、いつも海賊達が海から話しかけてくる。

　ちなみに、オレは狙われていたらしい。連隊長なんて、なるもんじゃねぇと、つくずく思った。今回は、一度死んだが、バラクーダ海賊団の船長であるツナミ、ヘイブン海賊団のアリエルの首級は、ちゃっかり貰っておいたぜ。
　
　ヘイブン海賊団の解散式だけ有って、今回の戦いはかなり疲れたぜ。今回はこちらが押されていたと思う。死亡者数が半端無かったからな


　どうでもいい話にはいるが、傭兵というのは様々なネガティブイメージが付いている。
　基本的には「無教養」「荒くれ者」「裏切り者」等が多い。「荒くれ者」以外は、たいてい比定が出来る。戦闘は乱暴なことなので、金が有れば仕事をキッチリする傭兵は、さぞかし「乱暴者」だろう。
　傭兵は商売なので、信用が第一である。企業として「裏切り者」のイメージが付くと、他の傭兵団に仕事を取られてしまうので、「怠戦」「裏切り」よりも料金に見合った働きをする方が遙かに多い。
　無論、どんな人間でも傭兵になれるので、ちゃんと統制の取れてない傭兵団は、荒くれ者の集団になるだろう。しかし、其れは企業とは言えず、戦にも役に立たない単なる「雑兵の群れ」でしかない。

　傭兵団は、実力や教養を必要としやすい。
　それは、企業として生きていくためだ。幾ら営業マンが多くても、事務がいなければ企業としては成り立たない。
　傭兵団には、村の学校教師などが、傭兵の募兵に多く参加していた事実もある。貨幣の価値が下がった時に固定給である彼らは度々、傭兵団に参加している。
　彼らは算数や等の数字に強く、知識があるために、連隊書記官や中隊会計官などの役職に多く付き、傭兵達の給金や備蓄の事などマネジメントを大きく手助けをしたりもしている。
　学費が乏しい学生達も、傭兵に参加したと思われている。当時は裕福な家庭でしか学術を学べないので、それなりの毛並みが保証される。其れが保証されると、生まれというモノが強い社会だったので、下士官や下級将校として抜擢されたようだ。
　冬には戦争は無いものなので、学徒の場合は、冬に中隊を離れて再び学徒としての生活を始めるのだ。夏に得た収入を手に。
　
　つまりは、無教養な乱暴者ではなく、博識のあるインテリな傭兵者も、非常に多く居たのだ。

　傭兵というのは、どちらかといえば今の派遣バイトの感覚に近い。金のない大学生がしていることもあれば、家を持たず明日からの生活に困って日雇いで食いつないでいるモノもいる。
　その傭兵団の専属となって、屋台骨を支える「古参兵」もいる。
　しかし、本日の日雇いの派遣バイトの仕事の規律が破綻してないように、多くの傭兵達の規律も破綻していなかったのである。
　まぁ、問題は、仕事は仕事なので、正規兵が出来ない糞仕事もキッチリとやってのける部分が「乱暴」な部分とも言えるだろう。

　と、日記+傭兵の事をいつも書いてんだが、これって需要有るのか？
続きを読む ＞＞
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2008.03.14 Friday
対海賊傭兵連合外伝 03:41

　わりぃ！　今日は休んだ！　ついつい気が抜けた！
　明日は出るが、少し遅れるかもしれねぇ！

　んで、今日は休んだ変わりに丘で遊んでいたんだが。雇われ操舵士のZigenも居たんで少しだけSSとって書こうかなとおもったんだがよー。

　SSが取れて無かったよ。

　こればっかりは、頭を下げるしかない。申し訳ない。


　だから、ブログつぶしに軽く傭兵の事でも、話そうかと。
　興味ない人間は、スルーでOKだな、ふへへ。少しでも皆に傭兵の見識を知ってもらいたいから、とか言っておけば聞こえがいいだろう？　サボったのを隠すため？　

　おおう！　あたりだがね！

　俺ぁは、「傭兵長」の立場を名乗っているが、実際は、「傭兵連隊長」に当たる。
　本来なら、傭兵隊長って奴は「君主」と契約してから、自分の部下の連隊長達に請け負った仕事の下請けさせて、中隊を作らせんだ。いわば、マネージャー的な役目だな。
　んでだ、連隊長は、何人かを中隊長をさらに任命して、募集や徴兵を進める。だが、俺の指揮する連合は人手不足なので、中隊長の仕事も、俺たち連隊長が兼ねている訳だ。
　実際は、中隊が集まって、ひとつの軍になる。いわば、傭兵の軍とは中隊の集合体の事よ。まぁ、中隊は一つ一つの子会社で、中隊長が財政管理をそれぞれに任されてる。
　もし、金を多く使えば、中隊長の財布から出るし、節約すれば中隊長の懐に入る。そういう形になってやがるのよ。つまり、使えない中隊長に配属されると、備蓄補強がケチられることになる。まぁ、死活問題だな。

　今回の仕事だと、「一隻三名、うち操舵士一名」という中隊を組んでいるので、操舵士が中隊長にあたるな。それを纏めている、ドラビュアと俺が連隊長という形だ。

　つまり、その中隊が今回の海賊討伐のような仕事をしている事なる。
　当たり前だ。君主と契約を結んでないから、大規模組織じゃないからな。
　この戦いは、戦争とは言えないわけだ。あくまで仕事、ビジネスライク。
　

　さて、オレはジェローム育ちの傭兵。自分の畑も、家畜も、家も無い、みなしごハッチだから、農民とも胸を張っていえねぇ。いわば浮浪者や貧困で村を逃げ出した「渡り人」という地位だった。一応、今は家も持っているんで、ちゃんとした職付きだな。

　他の人間にも統括者としてわかりやすいために「傭兵長」を名乗っている訳だが、通常の場合は、傭兵隊長というのは騎士、貴族の生まれしか就任することができねぇ。

　ドイツ最大の傭兵隊長といわれたアルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタインもベーメンの貴族出身であり、かっこいい通り名の「甲冑をまとった修道士」、「甲冑の修道士」といわれたティリー伯ヨハン・セルクラエスもブラバンドの貴族だ。
　ヴァレンシュタインを支えた軍師のピッコローミ（こいつは、最終的に裏切ったが）、猛将パッペンハイム、全て貴族よ！　貴族、貴族で貴族パレードだ。
　まぁ、「貴族と武士」と別れている日本と違って、西欧は「貴族は騎士」であるから仕方の無い事なんだけどな。

　まぁ、それでも幾らか下級出身の傭兵でも、上級将校に食い込んだ奴もいる。農民のだったデルフリンガーとか、逆玉にのっかって騎兵体調になった。

　ティリー伯の後釜に騎兵連隊長になったヤン・フォン・ベルトとかもそうだ。彼は農民の息子でありながら、旧教連盟の将軍というポストにのっかったのである。あめいじんぐ！（ＳＵＧＥＥＥＥの意）

　その中でも究極は、ヨーハン・シュポルク。元々、小作人だったのだが、戦いで武功を立てまくって、「皇帝軍騎兵総司令官」とかいうすさまじい位までたたきあがった、ベスト・オブ・マシナリーって奴よ。

　意外に居るが、基本的には不可能ってこった。

　まぁ、統括して、上級将校になるのは難しいんだよ。特にブリタニアは封建社会が非常に強い。冒険者や俺のようなロクデナシの傭兵が、上級将校になるのは難しいんだ。

　って具合に、少しでも暇つぶしには、なったかいね？
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2008.03.13 Thursday
対海賊傭兵連合 3/12 10:46

　最終的にこちらの船は、6隻。
　一隻に3人乗っている（傭兵内部の取り決めで、1隻に3人までの搭乗員としている）ので、傭兵連合は18人の戦力を持っていることになる。なんてことねぇ、ちょっとした軍隊だ。
　さすがに一人でこの組織を纏めるには、ちょいと骨がいる。同じくして傭兵長にJGWの「緑猟犬（Green hound）」の野郎が一緒でよかったぜぃ。
　ちなみに、JWGの傭兵隊長Dholaviraの「Green hound」ってのもギルドの称号なんだが。JWGの称号といったら「Blue sky Sword」や「War divine Queen」と大層な名前が多いな。それに伴った実力もあるしなぁ。
　いや、よくよく考えたら、うちも「Twilight glove」やら「Blue Dagger」とかが居るんだが。こりゃあ、うちのGMがつけた奴だからな。
　俺がつけたのは「Humming」「Hide and seek」やらの抽象的な形の称号が多いな。ハイド使いに「Hide and seek」、つまり「かくれんぼ」なんてつけるのは、なかなか良いもんだろ？

　んで、俺がGMのEinbaの野郎からもらった称号は、「Blitz」。

　ブリッツ（Blitz）は、ドイツ語で雷撃・電撃を意味する言葉。第二次世界大戦においてドイツ軍が用いた電撃戦（ブリッツクリーク）に由来して、危険性も大きいが見返りも大きいギャンブル性の高い戦術、作戦を指すようになった。　Wikipediaより

　おう、ギルドにとって、ギャンブル性の高い人間らしいぜ。チクショー！


　そんな、「Blitz」が指揮をとる3/12日、つまり昨日の海戦だが、上記のとおり、6隻と18名の傭兵達が鉄の海に出た.
　JWGは、相変わらず大型の火力戦艦。相手を殲滅前提なので、その図体のデカさからの拿捕力が非常に強い。俺は、火力が今一整わないので、小型の戦艦。
　小回りが利くので、下手なことをせん限りは拿捕は無い、と思う。海には魔物が住んでいるので、なんともいえねーが。



　航海士の新しい奴も、一人雇えた。また航海士が二人になったわけだ。こいつは嬉しい。いや、魔法使いだし、初めは戦闘員と思ったが、なんか操舵経験が有るみたいで、なかなかすいすいと動かしてくれる。
　はなっから雇っていた、航海士のZigenの船は手馴れたもので、海賊をひとつ落としたようだ。いやあ、いい腕の連中がそろってやがるね。
　ようやく、オレの肩の荷が下りたと思ったら、ウチの可愛いヒヨコちゃんたちが2匹遅れてきやがった。そのせいで、再びオレが船の舵を取ることになった。

　うがあああああああ！！　オレに、舵を握らせるなぁあああああ！！　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　案の定、オレだけ、一回死亡。　



　そんなオレを尻目に、JWGは、海戦では死亡扱いに近い「拿捕」も成功した。初拿捕である。こいつはワインを送りたい気持ちになるが、まだ成功とは言えなかった。「拿捕」ってのは幽霊さんが降りてくれて初めて完了するもので、船から降りてくれないと、どうしようもない。
　まぁ、居直られたら、其れで終わりな訳だ。そこから根比べでずっとにらみ合いこになっちまうからな。そんな後腐れがある仕事は嫌だねぇ。
　しかし、あっちもこっちも石頭になったら、お互いに頭を割って死んじまう。その辺はスマートに交渉していきたいもんだ。プライドってのも大事だが、それ以上に泥沼の戦いになると嫌なモンだからな。
　先に拿捕された斥候船（勝手に出ていて勝手に拿捕というかなり不名誉な者だったが！）が居たモンで、そいつと交換条件をだす。

　艦船交換に応じた、海賊のご英断に感謝ってところだ。



　それにしても……。


　何度見てもすごい船の量だなぁっ！
　これだけ船があると、さすがに疼くものがあるぜ。
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2008.03.13 Thursday
対海賊傭兵連合 3/11 10:35

　ヘイブンのオープンバーで、ワインを１０本も開けていると（酒を飲むのは傭兵の仕事）、斥候兵から「海賊の姿あり」の連絡が届いた。
　Sleeping Beautyこと、ヘイブン海賊団船長のアリエル。
　元BIP海賊団、副船長の黒傘ことネイル。
　上記二名が、ヘイブン湾に姿を現した。ぶっちゃけ、昨日からひたすらに飲んでいたので、頭が痛い。

　操船の為に当てにしていた航海士の一人だが、言質のみの承諾だったのが災いしてか、怖じ気付いた言葉を喋り初めたので、登用は断念した。
　傭兵の世界では良くあることなので、気にはしない。


　さすがに、レイブン攻撃部隊の人間は操船訓練を受けていないので、趣味で船を動かしているオレが、急遽、舵を取ることになった。酔っぱらいが船長だ。酔っぱらいが傭兵隊長だ。何とも不穏な空気だろう。

　しかし、どうって事はない。JWGの傭兵隊長も酔っていた。

　参加戦闘員は、Raven隊2名、JWG4名で、船には一隻3名までという形にしているので、JWGのお嬢ちゃんを借りた。
　二隻で内訳はRaven隊2+JWG1、JWG3という形だ。


　いよいよ、相手に鉄の鏃をぶち込む時がやってきた。

　しかし、ハイハイ歩きのベイビーちゃん。当船は、結果的には2回死亡（しかも、一度、船員が全滅した）した。しかし、アリエルの首級を何とかあげたのが幸いである。

　逆にJWGの大型ガリオン船は全滅が無く、ヘイブン海賊団を全機と黒傘等、海賊殲滅にすさまじい効果を上げていた。

　連合隊なので、お前の手柄はオレの手柄。
　
　よって、前哨戦としては、非常に良い出来栄えだろう。


　オレの操舵以外は。　orz
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