発売日 | 対応機種 | メーカー | クリア日 |
1992/10/23 | SCD | コナミ | 1998/01/15 |
19980113
スナッチャーを始めた。かなりおもしろい。時間さえあれば今週中にクリアしたいくらいおもしろい。
19980114
昨日までで2:10プレイしたが,これはいい。AVGの方がRPGよりもシナリオが練り込まれているという話は嘘ではないようだ。もっとも,今までプレイしたAVGもしくはそれに類するゲームは,たったの4本しかない。スタークルーザー,ノスタルジア1907,Aランクサンダー,AmbivalenZ。いずれもシナリオは一級品だ。ただ残念なことにゲームシステムがよかったものが少ない。今回はどうだろうか。このまま行ってくれればかなりの高評価が期待されるのだが。
人物表現のよさも魅力のひとつだろう。撃ち合いモードがあることも緊張感を高めるのに役立っている。フラグを立てるのが面倒な点もあるし,推理が当たってしまうとつまらなくなるという欠点もあるが,概ね良好な感触だ。出てくる女性陣が魅力的なのもいい。しかし18禁でもないのに乳首解禁というのは凄い。スナッチャーの死体でだけど。
そのままクリアに突入してしまった。結構短い。総プレイ時間は7〜8時間くらいか。ランダム・ハジルとメタル・ギアがとてもよい味を出している。作り手であるペトロビッチ・マッドナー博士とハリー・ベンソンの性格が出ているようだ。このゲームの凄いところはなんといっても科白の整合性だろう。ごく初期の選択をあとの方まで記憶していて,状況に応じた科白を言ってくるあたり,見事なものだ。このようなAVGには初めて出会った。極々単純なことなのだが,訓練の結果を記憶していてそれに応じて科白を変えてくる,それだけのことでもメタルへの愛着はぐっと深まる。
というわけで,久々に心のゲームに出合った。欠点を敢えて挙げれば,複数回プレイするだけの魅力に欠けるというところか。最初に詳しく遊び過ぎると,2度目に見るべきところは射撃訓練と隠しコマンドの電話番号探しくらいになってしまう。科白をとばせればよかったのだが。
注) スタークルーザー:メサイヤのMD用AVG。AVG部分と3DポリゴンACS部分を交互にプレイする,大脳フル活用の壮大なスペースオペラ。山場のどんでん返しはSF小説張りで,まさかゲームでここまで充実したシナリオを楽しめるとは思わなかった。ラスボスの異様なまでの堅さだけがゲームバランスを崩しているが,操作が複雑なACS部分も慣れると「操っている」感覚十分で快感に変わる。心のゲームである。
注) ノスタルジア1907:タケルのMCD用推理AVG。運任せの爆弾解体部分が興を削がれるが,シナリオは練りこまれていて複数回プレイにも堪える一品。謎をすべて完璧に解いてもエンディングで主人公は殺されるのだが,このゲームにグッドエンドはあるのだろうか?
注) Aランクサンダー:Aランクサンダー 誕生編。日本テレネットのMCD用AVG。既存のヒーロー物の集大成とも言える,イカす演出てんこ盛りの快作。戦闘がカードバトルなのが不可解だが,さくさく進むので普通のAVGと考えてよいだろう。ゲーマーとしての能力をA,B,C,Fの各ランクで表すのはこのゲームに由来する。TVアニメのような構成で全8話(未完)なのだが,出るはずだった続編が未だに発表されていない。子門真人が歌う主題歌は一度聴いたら忘れられない。声優陣も密かに優秀である。
注) AmbivalenZ:アリスソフトのWin用18禁AVG。人形遣い有馬神父がイカす,シナリオ重視の作品。
注) 心のゲーム:世の人々に広めたいと思わせるほどの感動を与えてくれたゲームに捧げる称号。といっても鶏鶩舎ではクリアしたゲームの2割弱に対して乱発されている。
19980116
これからスナッチャーのキャンペーンを行う。あと2つのビデオフォンと,訓練の超ランナー級をクリアすればよいのだが。
19980117
スナッチャーのダイヤルQ2と,射撃訓練の最上級モードをクリアした。よってこれはもう封印。それにしても,解答を要求された時にわざと間違え続けていると,サル向けの解説が出てくるのには笑った。でも解答まで教えてしまうくらいなら,自分で処理すればいいのに。>メタル