レギオン

我、多数なり。

主が、「名は何か」とお尋ねになると、それは答えた。

「わが名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに」

                  新約聖書マルコによる福音書5章9節


レギオンとは1996年7月13日に東宝洋画系にて公開された怪獣映画『ガメラ2 レギオン襲来』に登場する怪獣である。別名「宇宙大群獣」。
名前はガメラを襲ったソルジャーレギオンの大群を見た自衛隊員により、大勢という意味でレギオンと命名された。*1
ストライダー飛竜のハイパーコンボやマクシーム・キシンがくるくる回転ながら突っ込んでいく怪物にも同名のものが存在するが、意味は同一である。
+  データ及び原作中の活躍(ネタバレ注意)


MUGENにおけるレギオン

イリスを製作した特異点氏によって製作された。
2009年11月20日にβ版公開。

公開先はマイリストにあるホームページから。
更新時期によって性能や強さランクが大きく異なるので、
過去の動画を見る時や現在のキャラの性能を判断する時には要注意である。

ハウザーバガン以上というすさまじい巨体を誇りジャンプはできないが、常時アーマーで浮かないのでコンボや投げ技も通用しない。
ただし現在はデフォルトだと疑似ひるみでのけぞるようになっており、攻め込む隙はある。
電磁場を展開して触れた相手にダメージを与えたり、ソルジャーレギオンを放出して攻撃といった原作でガメラを苦しめた様々な能力はもちろん、
大槌腕や後ろ脚で敵を叩き付けたり、上半身を持ち上げて踏みつけを行うなど、重いモーションで重量感のある技が搭載されている。
踏みつけは衝撃波が発生し、角の攻撃判定も持続するなど、アーマー殺しの性質がある。
マイクロ波収束ビームやレギオンビュートも使え、地中にも潜れるなど、飛翔する以外の原作で行った行動の殆どが再現されている。

また発生するソルジャーレギオンには攻撃判定が出ているためにAIによってはガードを固めてしまい、AI殺しの性質もある。
2011年後半までのバージョンだと、相手にくっついたソルジャーレギオンに相手の方向や動作を混乱させる能力まであり、非常に厄介だった。

公開当初は後述する特殊な耐性により恐れられ、狂最上位のキャラとも互角どころか上位カラーが神キャラの攻撃に耐えるなどの猛威を見せつけ、一時は12Pを準論外扱いすることさえあった。
しかし、現在では更新により弱体化し、1Pだと相性もあるが強キャラにも割と倒され、上位カラーで狂キャラという強さにはなっている。それでも非常に相性が出やすいキャラで、狂キャラでも1Pに勝てないこともあるかと思えば、上位カラーのはずがあっさり倒されるなどランク付けが難しい。

旧版


特徴は原作の絶縁性の高い固い体の性質を再現した攻撃属性耐性や、7P以上だと一定確率でダメージ無効となる等、
守りを重視した能力となっており、当時のイリスが攻撃重視とするならレギオンは防御重視といったところか。
その高い耐性ゆえ神キャラですらレギオンを倒すのは困難で有るが、低確率で大ダメージが通るので狂キャラでも倒せたりする。

接近戦を仕掛けてくるキャラでは電磁場の餌食に、弾幕キャラには属性耐性、アーマーキャラへはμ波収束ビーム。
小さいキャラはソルジャーレギオンにて行動不能にし、アーマーにより投げ攻撃には無敵・・・と器用万能と言える対応力を備えた
狂最上位のキャラであった。…さすがガメラシリーズ最強と言われるだけのことはある。
+  大会ネタバレ注意、よくわかるこの当時のレギオン

2010年更新版

主な変更点は耐性が弱体化され、飛び道具や普通の攻撃が効くようになったことである。これにより、アーマー殺しや弾幕、隙の少ない攻撃のある凶キャラなら充分レギオンを撃破できるようになった。
ただし、即死耐性や当て身耐性は残っており、大ダメージ無効が新たに搭載されたので、こうした技を中心に使う狂キャラでは倒しにくくなるなど、以前とは相性や戦績も大きく変化している。過去の動画で活躍したバージョンとは強さは別物と考えた方がいいだろう。
1Pの時点で、凶キャラや場合によっては強でも倒せるが、ファイナルビームが効かないのでゼットンを圧倒するといえば、その癖のある性能がよくわかるだろう。
12Pも以前の準論外級の耐性が無くなり、普通の狂キャラでも倒せる耐性になった。
オプションの項目を弄れば、旧耐性に近い耐性にも戻せるので、好みで使うと良いだろう。
ただ、前述のように相性がとにかく出やすく、相手と強さを合わせるのが難しいので気をつけよう。

最新版

最新の更新では踏みつけによる攻撃の範囲が狭くなったり技の威力調整などしたりと弱体化された。
またソルジャーレギオンが巨大化した。突進技が追加されたり地面に潜る技が追加されたりもした。
カラーによって強でも倒せる強さ~凶、狂、準神まで幅広い性能に調整でき、のけぞりをオフして以前に近い強さにしたり、
ソルジャーレギオンの出現をオフにしてAI殺しを減らすなど好みに合わせて調整しやすいようになっている。うまく調整すれば非常に幅広いランクの相手と戦わせられるだろう。


出場大会

12Pカラー
削除済み

出演ストーリー

炎邪じゃー!!(42話)
怪獣王 王座復権への道(初戦闘は10話)

その他

ワラキア_ex布教動画(Part187)
ブリジットと遊撃の旅(part411、1Pと12P)


+  中の人など…


*1
この名前を付けるシーン、ソルジャーレギオンがガメラに群れで襲いいかかる光景を見た現地の自衛隊員が呟いたものなのだが
呆然と立ち尽くしながら長々とした聖書の一節を読み上げるというかなりの場違い感を醸し出すものである。
(一応補足するとその登場人物は普段からモノの例えに神話から引用することが多いのだが…)
とはいっても、「レギオン」は「ローマ軍団(ラテン語で「 レギオー 」の意)」が語源なので、単語自体が「軍団」を意味している。
なのでネーミング自体はマッチしていた(事実、劇中では「群れ」を通り越して、 完璧に「軍団」の様相を呈していた )。

余談だが本項目冒頭の文でもあるその一節、ここだけ抜き出すと何やら凄んでいるようだが、
実はイエス・キリストに追い払われての命乞い同然の文句 である。

*2
余談ではあるがこの映画の製作には、特撮大好きなあの会社が関わっている。
その為かこの技自体が、その会社制作のアニメに登場する敵キャラの技と似ている部分がある。