できごと【衝撃事件の核心】中国人に詐取される日本の国民健康保険…モラルなんてメじゃない“やりたい放題”+(1/3ページ)(2013.2.24 18:00

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できごと

【衝撃事件の核心】
中国人に詐取される日本の国民健康保険…モラルなんてメじゃない“やりたい放題”

2013.2.24 18:00 (1/3ページ)衝撃事件の核心 west
中国で日本風居酒屋のドアを蹴飛ばし、反日感情をむき出しにする中国人。一方で日本ではあの手この手で公金をむしり取っている(ロイター)

中国で日本風居酒屋のドアを蹴飛ばし、反日感情をむき出しにする中国人。一方で日本ではあの手この手で公金をむしり取っている(ロイター)

 中国人一族はチェック態勢の不備を突き、公金を食い物にしていた。堺市南区に住む中国人が、国民健康保険の加入者が海外で支払った医療費の一部が給付される「海外療養費支給制度」を悪用し、療養費をだまし取った事件。大阪府警が詐欺容疑で逮捕した20~50歳の中国人男女13人はほとんどが親族関係にあり、2年近くの間に9件の虚偽申請を繰り返し、約240万円を詐取していた。同区では近年、一族以外の中国人による療養費の申請が相次いでいたが、事件の発覚以降はぴたりと止んだという。捜査関係者は「口コミで広がり、公金に群がっていた可能性がある」と指摘する。

不自然な申請

 「これはおかしい」

 平成23年7月、同区の職員は、中国人の一家から提出された療養費の申請書類に首をかしげた。書類には、同じような時期に中国人の男(42)と娘が中国で入院したと記されていたためだ。

 不審に思い、府警に相談。府警が現地の病院に確認したところ、入院していないことが分かり、虚偽の申請で療養費をだまし取ろうとしたとして、24年2月、男とその妻らを詐欺未遂容疑で逮捕した。

 同制度は、国民健康保険の加入者が対象。3カ月を超えて日本国内に滞在する場合、国保への加入が義務付けられる外国人にも適用される。

 仕組みはこうだ。被保険者が海外に滞在中、病気やけがで治療を受けると、帰国後に区役所や市役所の窓口で、症状や治療内容を説明する「診療内容明細書」などの書類を受け取る。

 それらを現地の医療機関に郵送し、診療した医師に記入して返送してもらったものを窓口に提出すると、現地で支払った医療費の一部が被保険者に戻ってくる。ただ、日本国内で保険診療が認められた治療が対象で、臓器移植など治療目的で渡航した場合は適用されない。

 詐欺未遂容疑で逮捕された中国人一族はこれを悪用し、男と娘が滞在先の中国・黒竜江省の病院に風邪で入院したと偽装、治療費の一部の約50万円を請求していたのだ。

このニュースの写真

花火の図柄ですら尖閣諸島の領有権を主張する中国。日本国内では国民健康保険制度などを食い物にしている(ロイター)
「東京大爆発」のタイトルがつけられた中国の花火。反日感情をむき出しにしながら、日本国内に滞在する中国人は日本の公金を詐取している(AP)
深刻な大気汚染の中、パンダ的なデザインのマスクをつけ記念撮影する中国のカップル。日本国内の中国人は公金詐欺の容疑で逮捕された(AP)
海外療養費詐取事件で中国人らが虚偽申請した堺市南区役所=堺市南区
海外療養費詐取事件で中国人一族を摘発した大阪府警=大阪市中央区

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