【ワシントン時事】23日の米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は、オバマ政権の高官が2012年4月と8月に極秘で北朝鮮を訪問していたと報じた。元政府高官が明らかにしたもので、金正恩政権との関係改善を模索したが、いずれも失敗に終わったという。オバマ政権は高官訪朝の事実を公式に確認していない。
12年4月に訪朝したのは、米国家情報長官室傘下の国家不拡散センター所長を務めていたデトラニ元朝鮮半島和平担当大使と国家安全保障会議(NSC)のサイラー南北朝鮮担当官ら。報道によれば、4月に北朝鮮が強行した長距離弾道ミサイル発射の中止を求めたという。サイラー氏は同年8月にも訪朝した。
[時事通信社]