明治、大正時代の最大の「悪役」のイメージがつきまとう、山県有朋を見直す動きが相次いでいる。日本陸軍の実力者として富国強兵策を推進した山県は、藩閥・軍閥の巨頭、政党政治への抑圧者、昭和陸軍暴走の遠因など近代日本の「負」の象徴ととらえられてきた。しかし実際の出兵には常に慎重派で、対欧米協調を基本とする外交路線など現実的な政治手腕を再評価する声が出ている。
卓越した外交リアリスト
学習院大学の井上寿一教…
山県有朋
約4.5メートル、100キログラム超の大松明(たいまつ)と共に鬼が走る。うなり声をあげる鬼は参拝者につかみかからんばかり。赤い炎が揺れ、飛ぶ火の粉に人々がどよめく。長谷寺(奈良県桜井市)の「だだおし…続き (2/19)
細やかで隙のない筆遣い。染付の澄んだ青には巧みなグラデーションがかかり、端正なモチーフを彩る。各所に見える痛々しいひびや断面が、皮肉にも日本磁器で最高と評される精巧さを一層引き立たせる。
■徳川将軍に…続き (2/12)
金メッキで輝く冠と沓(くつ)。亀甲文様が覆う表面には無数の針金が突き出し、その先端には楕円形や魚形をした銅の小片「歩揺(ほよう)」、絹糸でできた総(ふさ)飾り「菊綴(きくとじ)」や、ガラス小玉が飾ら…続き (2/5)
各種サービスの説明をご覧ください。