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世界最速エレベーターは日本製

ビルが超高層になると、超高速エレベーターが必要になる。


現在、上りの速度で世界一なのは、台湾の台北101(508メートル)にある分速1010メートル(時速60.6キロ)のエレベーター。東芝エレベータ製で「世界最高速」としてギネスブックに載っている。


それ以前に世界一だったのが、横浜ランドマークタワー(296メートル)のエレベーターで、分速750メートル(時速45キロ)。こちらは三菱電機製。下りも同じ速度で、いまも下りの速度としては世界一だ。


2014年には、上りの世界一が入れ替わりそうだ。三菱は2月、分速1080メートル(時速64.8キロ)のエレベーターを開発したと発表。14年完成予定の上海中心(632メートル)に納入する。


大林組が2月に発表した「宇宙エレベーター」構想は、実現すれば高さも速さもけた違いだ。高度3万6000キロの静止軌道上に宇宙船を到達させ、そこから鉄より強く軽いカーボンナノチューブ製ケーブルを地球に向かって垂らし、海上の発着場に固定。クライマー(乗り物)がケーブルをのぼり、静止軌道上に宇宙ステーションを建設する。宇宙側にのばしてバランスを取る部分を合わせると、ケーブルの長さは9万6000キロに達する。

宇宙エレベーターのイメージ図(大林組提供)

完成後は30人乗りのクライマーが、宇宙ステーションと地上との間を時速200キロ、片道約1週間で往復する想定だ。大林組は2050年の実現を目標に掲げる。


(琴寄辰男)


(文中敬称略)


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