森林除染など成果報告 東京農大の支援プロ
相馬地方などの復興支援を続けている東京農大の東日本支援プロジェクト活動報告会は23日、相馬市コミュニティセンターで開かれた。
昨年度に続いて2度目。
地域の農業関係者ら約150人が参加した。
大沢貫寿学長があいさつし、担当教授らが津波被災農地復旧、森林の除染対策など4分野で活動成果などを報告した。
このうち、後藤逸男教授は津波で被災した水田の復旧活動などを紹介した。
表層土と下層土を耕して混ぜる「混層」などが除塩や土壌改良に効果があったことなどを報告。
生育阻害や放射性物質吸収抑制のために土壌の酸性化対策の重要性などを訴えた。
また、放射性物質吸収抑制にゼオライトが有効だったことも紹介した。
門間敏幸教授は本県農産物の風評被害について報告した。
消費者意識調査に基づき本県産が市場で1〜2割前後安く取引されていることなどを指摘。
放射能リスクに対する正しい情報の提供、復興応援消費者の獲得が風評被害の克服に有効だと説いた。
報告会は24日午後1時から同市の玉野公民館でも開かれる。
2013年02月24日 10時59分 配信
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