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 「猫よけペットボトル」は、1994年の夏、日本全国の街角に忽然と姿を現した。ペットボトルを並べると、ボトルが光を乱反射し、犬猫を驚かせる。そして糞尿の害を妨げるというのだが、このアイデア、誰が考え出したものだろうか?

 有力なのは、1993年の4月9日付の産経新聞多摩版が報道した東京多摩の主婦説である。同記事によると、「犬の糞尿に悩んでいた東京都羽村市の主婦石田ユキさん(59歳)が、91年に、青梅市に住む親戚に教えられてはじめた」とある。

 ところが、「女性セブン」94年12月1日号によると、猫よけペットボトルは、「ハワイでは動物よけとして60年も前からやっていること」と紹介されている。

 もっとも、ハワイの方式は、庭の4隅にボトルを1本ずつ立てるか寝かせるだけ。それが、太平洋を渡る間に”たくさん置く”式に進化したようである。

 

 

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