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外部被ばく検査 伊達勧奨地点0.5ミリシーベルト
福島県伊達市は20日、福島第1原発事故を受け全市民を対象に実施している小型線量計(ガラスバッジ)による外部被ばく検査結果を発表した。昨年10〜12月の3カ月間で放射線量が高い特定避難勧奨地点(昨年12月に解除)がある地区は平均0.5ミリシーベルトで、前期間(昨年7〜9月)の0.8ミリシーベルトより低下した。その他の地区は平均0.2ミリシーベルトで同じだった。 期間中の線量を4倍した年間推定線量は特定避難勧奨地点地区で平均2.0ミリシーベルト(前期間3.2ミリシーベルト)、その他の地区で平均0.8ミリシーベルト。仁志田昇司市長は記者会見で「線量低下は除染の効果が大きい」と説明した。 市民4人が3カ月間で6.1ミリシーベルト〜16.3ミリシーベルトと異常に高い数値となった。市は汚染された車内にガラスバッジを放置したり、狩猟で山林に約20回入ったりするなど使用方法の誤りや特殊な生活様式が原因としている。 市は昨年7月に検査を開始。市民約6万5000人のうち昨年7〜9月は約5万2000人、同10〜12月は約5万1000人からガラスバッジを回収し分析した。将来的に測定値をデータベース化し公表する方針。
2013年02月21日木曜日
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