『聴覚障害』誌 2011年10月号掲載
2012/01/27〜
発音の指導は聴覚障害児の言葉の指導の一部で,“明瞭に(はっきり)話す”ための指導である。古くから聾教育では「発音・発語指導」と称し,“一つひとつの音(オン)の指導だけでなく発話(スピーチ)の中での発音指導まで含む”ことを表してきた。
話を読話で受け取る「口話法」が,1970年代,聴覚を活用しつつ話を読話で受け取る「聴覚口話法」に移っていったのは,補聴器の発達に支えられてのことであった。「発音指導」という略した言い方は,聴覚を活用して総合的に言葉を育てようとする指導法が主流となる中で,次第に定着していったようである。
現在,聴覚を活用しない「口話法」は考えられず,音(オン)の区別のために視覚的な補助手段を使うことも普通に行われるようになっている等,「口話法」の概念も時代と共に変わってきた。同じように「発音指導」についても,“聴覚の活用を前提に,発音器官や声の育ち,リズムや抑揚等のプロソディ面,1音1音の調音から会話の中での定着まで,発音にかかわる全てについて指導”との概念が広く行き渡ってきている。
聴覚障害児の教育の目標の達成には,その社会の言葉(ここでは「日本語」)を育てることが欠かせない。「日本語」は本来「話し言葉」による言語であり,その一部に記録と保存を目的として後に発達した「書き言葉」がある。「話し言葉」は「日本語」を使う社会の中心的日常的コミュニケーション手段である。
「話し言葉」でのコミュニケーションは,文字を通した「書き言葉」による場合と比べ,体や心の動きに連動して生き生きしたコミュニケーションが取れ,感情が相手にじかに伝わりやすい。また「話し言葉」は自分の体以外何も用いず,いつどこでも使えること,文字での書き間違いに比べるとあいまいな使い方や言い方をしても分かってもらえたり容認されたりしやすい等の特徴から,幼児期に向いた言葉といえる。
こうしたことを考える時,聴覚に障害を持つ子ども達においても,「日本語」は「話し言葉」から育てることが自然であり,特に幼児にはそれが適していると考える。しかし,「話し言葉」は音声の言葉であるので,障害が「聞く」「話す」ことを難しくしているだけに,どのような配慮をして育てるか,聴覚障害児教育の専門性が問われることは言うまでもない。
聴力が厳しい場合,誰にでも伝わる明瞭な発音が身につけられないことも多い。しかし,話したことのすべてが通じる相手は限られるにせよ,他の手段も併せて用いる必要が残るにせよ,よりはっきり話せる力を身につけることは,「日本語」を使う社会で周囲の人に直接自分の考えを伝える有効な手段となり,コミュニケーションの巾が広がることにつながる。
「日本語」の獲得には「書き言葉」の獲得も含まれる。音声で表す言葉を文字に置き換える「書き言葉」には,音韻意識の確立や約束にしたがった文字表記の習得が欠かせない。50音図で代表されるように,日本語の音韻構造はかなり規則性が高い。その規則性を生かした発音指導は,仮に話し言葉の明瞭さに大きな変化が現れない場合でも,音韻意識の確立のための有効な助けとなる。
「楽に出せる伸びのある声を育てる」ことは,発音指導の中のもっとも重要な部分である。多くの聴覚障害児にとって,こうした望ましい声は自然に身につくものではない。障害の程度が重いほど,特別な配慮や適切な支えを継続して行うことが欠かせない。
「望ましい声質の,大きな声」を育てるためには,さらなる配慮と支えが必要である。平均聴力110dBを超える子ども達であれば,普段の会話に適当な大きさの声が身についてから,無理のない大きな声が育つまでに1年以上かかることは珍しくない。そうした子ども達が「楽に出せる,伸びのある大きな声」を自分のものにしたとき,他の遊びをしながら,歌うように繰り返し大きな声を出して「声」で遊び,楽しむ様子をしばしば見かけてきた。声を思い切り出すとき味わう心の開放感や気分の爽快さは,聴覚障害の有無にも,障害の程度にもかかわらないことを実感させられている。
2歳半〜3歳の70%以上の子どもが正しく発音できる日本語の音(オン)は,全体の30%程であるとされる(「こどもと言葉」岡田明)が,話はけっこう周囲に通じるようになっている。これは,
@明るく伸びのある声が育っている
Aプロソディ面(リズムや抑揚等)が育っている
B5つの母音がそれぞれはっきり発音できる
Cまだ正しく発音できない子音の間違いに一定の傾向があり,類推しやすい
等によると考えられる。とかく「話が通じにくい原因は子音がうまく発音できないから」と思われがちだが,そうではないことを聞こえる幼い子から学びたい。
音声での言葉のすべての基礎は「声」であるので@とAはもっとも重要である。また,日本語は,「ン」(撥音(はつおん))を除く約100の音(オン)のすべてが5母音のいずれかで終わる言葉であるから,Bが重要であることが頷ける。これら@〜Bの土台の上に,同行内の子音や,異なる行と行の子音の関連を比較しながら子音の発音要領を指導してCの状況を作り出すようにし,さらにより正しくより自然に発音できる子音が増えるように指導していくことが発音指導のあるべき姿と言える。
俳優やアナウンサーなど言葉を正確に話すことを仕事としている人を相手にするとき,初対面にもかかわらず子ども達が驚くほどスムーズに話を受け取るという経験を何度もしている。声に張りがあり,口形や口の動きが基本に忠実だからと考えられる。
聞こえる人向けの話し方教室でも,はっきり話すための基本は「確実に,口の形を作りながら練習すること」と説かれている。口の形を正しくつくることによって,子音の後に続く母音がはっきりすることを指しているのであり,ここからも「母音の明瞭さ」が大切な基本であることがわかる。
母音がはっきり5つに分化するだけで,発音の明瞭度は20%上がると言われている。母音の一番の基本は口形であり,加えて,舌の位置が安定することが欠かせない。しかし実際の指導にあたっては,母音が十分身につかないまま,子音の指導が進められ,子音のために多く時間が割かれることが多い。各子音の後に続く母音があいまいでは,せっかく子音が発音できてもはっきりしないことになる。子音の指導をする時にもいつも母音の指導に立ち戻り,日常会話の中での母音の崩れに注意し,あいまいに話す習慣がつかないように気をつける必要がある。
人工内耳装用児を始めとする聴力がうまく使える子ども達の中にも,口形があいまいな話し方が癖になっている子どもを多く見かける。聴覚障害児の発音に慣れた大人が子ども達の母音のあいまいさに気づきにくいのは,つい子音に比重をかけて聞いてしまうためかもしれない。
口形や口の動きの基本が身についた話し方ができているかは,読話を中心に話を受け取る仲間に通じやすいかどうかでおよそ判断できる。正しい口形と動きでの,はっきりした話し方ができるようになると,自身の発音も明瞭になり,結果として読話で受け取る友達とのコミュニケーションもスムーズになる。基本を大切にした話し方を育て,身につけさせたいものである。
『ことばのビル』(図1 「ことばをはぐくむ」中川信子)に,子どもの発達全体の中での「言葉」の位置づけ,言葉の発達全体の中での「発音」の位置づけが大変わかりやすく示されている。子どもの発達全体を見据えながら言葉全体の発達を位置づけること,さらにその中で発音の発達をバランスよく位置づけることが大切である。
発音の土台となるさまざまな力は,生活や遊びの中で育てられることがこの図からもうかがえる。食生活,生活習慣,自律的生活態度などの面,情緒面,運動面その他の生活や遊びを通して,それらを育てるように配慮する。
図1 『ことばのビル』(「ことばをはぐくむ」より) |
一方,口や舌などは発音するときに使う器官であるが,本来は生きるための器官である(図1では「構音器官」)。したがって,「発音用の器官」として育てる必要がある。また,自然に習得した音(オン)をより正しく出すための矯正や,新しい音(オン)の習得のための練習などは普段の生活や遊びの中だけではなかなか十分に育たない。こうした部分は,取り立てた時間で指導を行うことが必要である。
発音は「音(オト)」であるので,最大限に聴覚の活用を図ることが基本である。そのためには,
@補聴器の選定と調整が適切であること
Aいつも補聴器が良い状態で作動していること
B必要な大きさの声や音がいつも耳に届くように環境が配慮されること
C本人にとって意味のある声や音が届けられるようにし,声や音に敏感になれるような環境を
用意すること
等が欠かせない。こうしたことに十分な配慮があれば,1音ずつの音(オン)や言葉の聞き分けは難しくても,ほとんどの子どもに声やプロソディ面で聴覚を通しての効果が期待できる。
障害の程度が厳しい場合,聴覚以外の感覚もいろいろ活用して発音の指導を行うことが必要であり実際的である。
一方,障害が軽い場合や人工内耳装用児のようによく聴覚を活用している子どもでも,聴覚のみからでは「それらしい音(オン)」を代用して話していることが少なからずある。他の感覚も併用しながら矯正し,発音の仕方を意識させることで,フィードバックの手がかりが増え,より正しい発音を獲得させやすくなる。すべての指導の場面で,その子にあったわかりやすい言い方の言葉を必ず添えて使うようにする。
菓子やハチミツ等の食べ物は,口の中で行うことが多い発音指導にとって自然な教材である。菓子等の利用は「快」の体験を持たせやすく,子ども達が積極的にリクエストしたり,家庭でも進んでやってみているという報告をたくさん聞いている。失敗しても新たに食べられるので,うまくできなくても苦手意識を持たせずに繰り返し行えることも利点になる。
何をどのように使うか注意すべき点はいろいろあるが,現在の発音の向上に有効なだけでなく,将来自分の受けた発音指導に対して肯定的な記憶が残る点でも良い教材である。
聴覚的フィードバックが持てるように配慮すべきことは当然だが,限界があり,その限界は一人ひとり異なる。内容は何であれ,あることができるようになっても定着するまでには長い期間が必要であり,一旦できるようになったことも崩れたり忘れたりすることが普通に起こる。したがってなるべく多くのフィードバックの手がかりを持たせ,どうすればできるのかを自分で思い出せるようにすることが大切である。
手がかりの例として,
@指導の際に用いた具体物(菓子・羽根・ティッシュ他)
A右手で顎,左手で舌を表して位置や動きを示す等の手の形による指示
B音韻や発音を決まった形で示すサイン
C口形文字
D文字
などが上げられる。できるだけ身近で再現しやすいものが望ましい。
どんな場合も,状況をわかりやすい言い方で言葉にして聞かせ,指示の言葉といつも結びつけておくことで,言葉がフィードバックの手がかりとなるようにしていく。
一般には3歳児後半くらいから取り立てた時間の発音指導が可能になる。まず,口から静かに長く息を吐く呼吸や息の止め方,口の形や動きの真似,舌を柔らかく平らに保ったり,自由に動かしたりすること等,発音の基礎指導をしていく。声については,まず声質に注意しながら育てる。その上で有声・無声・鼻声(鼻音)が自由に使い分けられるようにしておくことが,すべての音(オン)の基礎となる。声量については,明るい声が身についてから自然な大きな声を育てるようにする。基礎指導はどれも,子どもの状況に合わせながら1回は長過ぎない時間で,長期間にわたって定着するまで扱うことが望ましい。
声で話す習慣がついたら,語や話の長さやリズムや口形などを意識して真似る(口声模倣)力を育てる必要がある。生活や遊びの中でも機会をたくさん作って誘い,注意深く真似る力を伸ばす。これを土台として,口形・舌の位置や動き・声を組み合わせて調音の指導をしていくのが望ましい。
以下,順序立てた指導を受けていないケースも含め,いくつかの事例を挙げる。週1〜2回の取り立てた時間での指導を中心に,大まかな内容と経過を記した。
事例ごとに異なるが,課題達成までに2〜4ヶ月程度かかることが多い。実際には1回の指導で複数の課題を扱うが,ここでは他の課題については略した。
【事例1 声を育てる】 |
声を使って話す習慣は身についていたが,喉の緊張が足りない弛緩声に息が多く混ざった話し方で話すことが癖になっていて,自然な明るい声が育っていない。(4歳児) ※聴力は大変厳しいものの,2歳児期に家庭で伸びのある柔らかい声を出しているビデオがある。3歳児になって人への信頼関係を損なう経験をし,その時期に声質が崩れたようだ。そのためまず,生活全体を通して自分が受け入れられていることをわからせ,人との信頼関係を築き直すことを優先させた。 ※当分の間,声について問題の指摘は一切せず,日常の生活全般で,上機嫌のときにたまたま出た自然な声や思わず立てた笑い声等,数少ないチャンスを見逃さず,表情や仕草とともに「アハハ,おかしい!聞こえた!」「いい声だね!」等,言葉も添えながら,認めたりオーバーに喜んでみせたりする。 ※以下の1〜5を積み重ねた結果,2学期には次第に普段の話の中でも促されれば明るい声に切り替えられるようになった。 |
図2 音筒 左から, 青:無声(息),赤:有声(口),黄:鼻音(鼻) |
図3 赤い音筒を口に当て,声の振動を感じる |
≪この頃には,音筒で振動を意識させれば,適度な緊張を伴った声が育ってきていた。≫
≪青い音筒より先に黄色い音筒を鼻にかぶせて,鼻の声(鼻音)の練習も行った。≫
≪この頃は,取り立てた時間でなくても「声」を意識させると明るい声が使えるようになってきていた。しかし,自由な会話では以前と変わらない息の多すぎる弛緩声で話していた。≫
【事例2 声を育てる】 |
声を出さないか,息を吸って話す習慣が身についてしまっている。(5歳児) ※口形のみで声を使わない話し方が習慣化してしまったケース。本来は声を使って話す習慣を優先して育てるべきである。 ※声が育つまでは言葉を話させようとしたり,口真似を誘ったりすることは控え,子どもにわかる方法で「声」を誘うようにしなければならない。 ※ほとんどのケースでは音筒を使うことで声を振動と結びつけて意識させることができるが,このケースは音筒の振動程度では声との関連を意識させられないと判断し,さらにわかりやすい方法を工夫した。 ※指導は6月から始めた。夏休み前までに順調な変化が見られたが,なかなか定着までに至らず,休みの後は声を出さないで話すことが多かった。促すと声を出すことへ意識が安定して持てるようになってきた11月頃からは,学級での普段の活動の中でも担任から声を促してもらうようにした。 ※幼稚部修了までに声を使って話す習慣が身についた。 |
≪積極的に振動を楽しんだ。次回以降進んでやりたがり,喜んで声を出そうとしていた。≫
図4 ブブゼラとセロハンを張ったメガホン |
図5 セロハンを張ったメガホンで,振動と結びつけて声を意識させる |
≪途中ブブゼラも使用した(図4,6)。自分で声を出しながら先端に触るのは長過ぎるので無理だが,面白がって使った。本体に触ってもよく響く。≫
図6 ブブゼラの振動と結びつけて声を意識させる |
【事例3 柔らかい舌を育てる】 |
舌がゴロンと盛り上がっていて,動きが悪い。(3歳児) ※厚ぼったいゴロンとした状態の舌を,「芋舌」「オウム舌」と呼ぶ。 ※食べ物を舌で動かすことがうまくできない。食事やおやつの中で,時々舌で食べ物を左右のほほに動かす様子をやって見せたり,手で示したりして見せ,子どもにやってみるように誘っていく。 ※舌を柔らかく保てるようになったようでも,戻ってしまうことはよくある。普段から舌の動きが悪くなっていないか注意して見守り,動きが悪くなった時には再度しばらく続ける。しっかり身につくまでは必要に応じて繰り返す。 |
≪並行して,菓子の小片やクリーム等を唇につけてなめ取る遊びや,浅い皿に入れた細かな菓子を舌を広げて一度たくさんくっつける遊びなども行う。≫
図7 小スプーンとハチミツ |
図8 ハチミツをつけた小スプーンの背でペタペタ軽く叩く |
≪効果の高い方法である。要領がうまくつかめない時期は,1〜2秒で止める方が悪い癖を付けないですむ。≫
≪柔らかい舌になった後も,動きが悪くなったのをみつけたら,家庭でこれをしばらくやってもらうとよい。≫
図9 グミを乗せて舌を平らに保つ |
【事例4 半母音 j を育てる】 |
ヤ行の指導で子音部 j の練習を行っているが,口の構え,舌の位置や動きがなかなか覚えられない。(4歳児) ※半母音(または半子音)と呼ばれるヤ行の子音部 j は,ヤ行音の他,すべての拗音に入っており,母音の次に多く(36/107音)使われる重要な音(オン)である。 ※拗音の明瞭な発音は,母音イとヤ行音が身についていることが前提条件となる。母音とともに j は基礎となる音(オン)であるので,十分時間をかけて正しい発音要領を身につけさせることが大切である。 |
≪ j の発音は,母音イより舌の中央が高まる必要がある。勢いをつけて言うことで舌の緊張がもたらされ,j が出やすくなる。≫
≪高めた位置で一瞬声を出すと j になる。口形は同じなので母音イに近いが,舌の位置はヒを言うときと同じ高い位置となり,イとウの間のようなあいまいな音(オン)となる。≫
≪ヒが発音できる場合,舌の高まりや動きを3と同様に手で示しながら,同じ高さから出す音(オン),息(無声)は使わずすぐ声を出すことを意識づける。≫
図10 イカの燻製をくわえてイ音の口形や上下の歯の隙間を確認する |
図11 手の形を舌に見立てて,盛り上がったjの舌の特徴や母音に移る動きを示す |
幼児期の発音指導について概観し,指導の実際について事例を通して概略を紹介した。4事例はもっとも基礎となる声と拗音の j の指導についてのみを取り上げ,他の子音については誌面の都合により割愛した。
発音指導を行うに際して日本語の音韻や発音指導のための知識は欠かせないが,書かれた文字からは音(オト)が浮かびにくい。指導者は実際に発音し,音(オン)への意識を高め,聞き分けられる耳をつくらなければならない。指導者の耳をつくるための具体的な方法として,録画や録音で子どもの発音の状態を確認しながら繰り返し声に出して言ってみることを勧めたい。できるだけ似せて言ってみることが大切で,そっくりに真似られるようになると,子ども一人ひとりの「音(オン)」の出し方や話し方の癖や問題点が見えるようになってくる。
実態把握と正しい評価ができなければ指導が進められない。しかし,指導すべき内容の全体像や発達の筋道が見通せないと評価は難しい。そこで,発音の発達の姿を基礎から8つの柱に分け,7段階に整理してまとめ,筑波大学附属聾学校の紀要第27巻(2007年)に発表した。これは幼稚部で編纂した資料集「幼稚部3年間の子どもの姿」の「発音」の領域について,段階毎に項目を分類整理し直したものである。子どもの発達の姿をチェックし,偏りや指導の順序を考える一助になればと思う。
発音の指導は定着までにはたくさんの手間と時間のかかる指導であるが,うまくいかなければいつも基礎に戻ることを基本としながら,少しずつでも子どもの力を伸ばしていきたい。
【文献】