10 日英同盟
1902年(皇紀365年)
日英同盟締結。
ロシアのこれ以上の大陸進出を警戒したイギリスはロシアを牽制したかったが大陸で手一杯。なので今まで貫いてきた「栄光ある孤立」を捨ててドイツに接触するが、ドイツはロシアをアジアに釘付けにしたかったのでロシアと手を結んでいた。
ドイツに振られたイギリスは次に日本にアプローチをする。
長い付き合いがあった大日本帝国から突然日本帝国に変わった事で今まで疎遠だったが、義和団事件で活躍をした事と日本帝国の戦力を計りたかったイギリスは同盟を持ちかけた。
これに日本は快諾。史実のような日露協商など行わなかったので同盟締結に向けての交渉は直ぐに始まったが、交渉の難航によってかなり長引いた。
イギリス側は史実の条件プラス、日本の大学へのイギリス留学生の受け入れやイギリスへの技術供与、日本製工作機械の値段の値下げや優遇、販売数増加を求めた。
これに日本側は史実の部分については承諾するものの、後半の条件については全て拒絶。軍事同盟だけを要求し、あまりにもイギリス優位な条件だと日本側は批判する。
そんなイギリスの同盟条件を見た北郷は呆れた。
「流石白人。搾れる時はとことん搾る気だな……」
史実日本なら逆に要求したいような内容だが、立場はあくまで同盟してもらう側なのと日本人的な倫理観で気が引けていた。しかし、そんな倫理観など欠片も無いイギリスは堂々と要求した。元々イギリスとしてはロシアへの牽制プラス、日本帝国の未知なる技術力が欲しいための同盟要求なのだ。
「しかしどうされますか?
どれだけ拒否してもイギリス側は全ての条件を要求する姿勢を全く崩していません」
ある程度予想していたのでそこまで驚きはしなかったが、やはり実際に要求されると現場はキツかった。
「ふむ……。確かに日英同盟は日露戦争はともかく、後々にはかなり有用な同盟となる。……しかしここで譲歩すればイギリスの事だ、これからの同盟延長時には際限無く要求してくるに違いない」
それもイギリスの狙いで、この交渉には日本帝国の外交能力を見極めたい面もある。
「……では工作機械を他国より優先的に販売する代わりに、原油や資源の値下げを要求。他の条件は全て拒否とする。更に、この条件を飲まなければ交渉決裂の色を出し、尚もイギリスが引かないなら交渉を止めて構わん。
確かに日英同盟は後々に必要になるが、日本帝国が諸外国に侮られてまで欲しくは無い」
こうして、北郷の命令を聞いた日本側はイギリス側に要求を伝えた。
初めイギリス側は今まで通り拒否して全ての条項を飲むよう要求したが、日本側の「あまりこの同盟に魅力を感じなくなってきました」というあからさまな交渉中止を匂わせる言葉にイギリス側は慌てる。今までの交渉では要求を拒否する事はあれど、交渉自体の中止を匂わせる事は言ってこなかった。同盟交渉を快諾した事もあって日本側は是が非でも同盟を結びたいのだろうと理解し、強気に攻めて来たというのに。
「……我が国と同盟を結ばない場合、ロシアのバルト海艦隊は早期にスエズ運河を通過して速やかに貴国の海域に進む事になりますが、よろしいのですか?」
バルト海艦隊の他にも、イギリス諜報部の協力は得られなくなって情報が入りにくくなるなど、イギリス側は自国と同盟を結ばない不利益についてを詳しく説明する。
しかし、それを聞いても日本側の顔色は一切変わらない。
「えぇ、ですから我が国としましても貴国と同盟を結ぼうと交渉を続けて来ましたが……この条件を飲んでまでの価値があるのか…」
その言葉を聞いてイギリス側は顔には出さないが憤慨していた。
イギリス側としては技術供与についてはともかく、留学生の受け入れや工作機械の値下げや優遇程度で黄色猿が大英帝国と同盟を結べるのだから安いモノだと考えていた。流石に外交の場で差別的用語を言う訳にもいかないのでそんな事は言わないが、やはり白人としてのプライドがあるので有色人種に舐められたと屈辱を感じずにはいられない。
イギリス側が反論をしようとした瞬間、日本側が被せる。
「し「それに!……これ以上の交渉に皇帝陛下はあまり乗り気ではないとの事です」…!!」
皇帝が乗り気ではないと聞いてイギリス側は理解した。これは最後通告なのだと。
日本帝国において皇帝の命令は絶対。仮にこの交渉がどんなに上手くいっていようが、皇帝の一声で終わりになる。その皇帝がこれ以上の交渉をする気が無いという事ならこれで同盟交渉は終了する。
もしこのまま交渉を終了すれば日本との関係悪化は避けられない。ただでさえあまり他国に関わろうとしない日本との関係が悪化したなら致命的だ。
とんでもなく高価だが高品質な日本製品は一切入らなくなれば貴族達からの反発は避けられず、日本製工作機械も手に入らなくなるだろう。日本製工作機械は日本製品の中でも群を抜いて高価だが、その値段の価値はあるぐらい高品質で我が国の技術発展に役立っている。
それに、何より大事なのはもし日本がロシアとの戦争に勝った場合だ。まだ未知数な日本が強大なロシアに勝てるのかは不明だが、もし勝って朝鮮や満州を手に入れれば一気に大陸での影響力は増す。そうなれば日本との関係を悪くする事は得策ではない……。
結果、イギリス側が折れて史実と同じ条件で日英同盟は締結された。日本では建国史上初となる他国との同盟に大反響を呼ぶ一方、日本に対抗するロシアとイギリスに対抗するフランスは露仏共同宣言を発表。
このロシアの動きに、日本国民は改めて戦争が近いんだと理解した。
「……やはり日本は拒否したか」
アーサー・バルフォア第一大蔵卿はランズダウン外相の報告を聞く。
「はい、途中までは日本側も何とか妥協の道を見つけようとしていて我々が有利でしたが、いきなり最終通告を出して来ました」
「ふむ……何とか更なる妥協は引き出せなかったのかね?」
「あれが限界でした。我が国と同盟を結ばない場合の不利益を何度も説明しましたが、日本側は一切態度は変えず、更には日本の皇帝はこれ以上の交渉に乗り気ではないと言われまして……ここが限界なんだと悟りました」
「そうか……出来るなら留学生は送り込みたかったが……まぁ日本製工作機械の優先販売権を得られたのだから良しとしよう」
イギリスはどうしても日本帝国の技術力を手に入れたかったのだ。
貿易で日本車、日本製工作機械など様々な日本製品を購入して調査した結果、日本帝国の技術レベルは最低でも大英帝国の10年先を行っている。分野によっては15年以上もの開きがある。日本帝国が来る前まではイギリスが世界最先端の技術を多数保有していたが、日本帝国が現れてからはその地位は大きく揺らいでいる。
日本製品はとんでもない高価で生産数が少ないために一般的ではないが、その高品質さは庶民にも知れ渡っている。
その最たる例は自動車で、あまりにも高価で買えるのは王族か貴族、富裕層だけだが、時折街を走るその姿は少年は勿論の事大人までもを魅力している。デザインだけではなく、レースに出場しても大抵は日本車が勝つ。日本車なら乗用車タイプでも十分勝てるのだが、レーシングカータイプになると正に圧勝。あまりにも勝負にならないのでレーシングカータイプでは参加しないのがマナーになる程だ。
イギリスの自動車会社も日本車を模倣してデザインを似せる事は出来たものの、性能がまるで追いついてなくて「偽日本車」呼ばわりされる始末。しかし見栄を張りたいが金は無いという下級貴族や庶民にはそこそこ売れた。
このように、日本帝国は優れた技術力を有している。その技術力を手に入れたいイギリスは何度も留学生受け入れや工作機械の値下げ、規制撤廃を要請したが、日本帝国政府は全て拒否。
大日本帝国なら今までの付き合いや多数のパイプがあったので何とかなるが、日本帝国は外国との付き合いは最低限度しかないのでパイプを作るどころか関係を作る事さえ困難。
なのでこの同盟を千載一遇のチャンスとして利用して見るも、惨敗。
「かつての日本なら何とでもなっただろうに……」
思っても無駄だが思わずにいられなかった。最も、かつての日本の技術力ならわざわざこんな事はしないが。
「えぇ、かつての甘い外交の旧日本なら譲歩を引き出せたでしょうが、日本帝国の外交に甘さは一切無く、むしろ我々白人に近いものでした」
「……やはり体格的な面から見ても日本帝国人は白人に近いのか?」
「旧日本人に比べれば格段に近いでしょう。むしろ肌の色以外はほとんど白人です」
「……やはり異世界人だからか…?」
日本人から見ればどっちでも良い事だが、白人にとってはとてつもなく重要だった。
今までの占領政策や植民地の教育でも白人は神に選ばれた人種であり、有色人種を従える事が使命なのだと教え、白人にとってのアイデンティティーでもあるのだ。しかしここで日本人という有色人種の中でも白人に劣らぬ人種が現れた。もし日本人を白人と同等と認めるれば白人のアイデンティティーは崩壊し、他の有色人種が勘違いして独立運動でも起こしかねない。だったら日本人を認めなければ良いのだが、それにしてはあまりにも日本人、というより日本の技術力が優れていて簡単に否定する事は出来ない。
なので残された道は「日本人は異世界から来た人間のため、例外的に白人にも劣らない人種である」と言うしかない。これなら白人のプライドも保ちつつ、他の有色人種を牽制する事が出来る。
日本人から見れば下らないが、白人にとっては大きな違いなのだ。
「日本人が異世界人についてはさておき、日本はロシアとの戦争に勝利出来るのかね?」
これが大事だった。わざわざ同盟を結んだのに日本がロシアに負けては意味が無い。
「…分かりません。
旧日本ならまず間違いなくロシアに勝てなかったでしょうか、日本帝国の場合は戦力がイマイチよく分からないので判断がつきかねます」
「諜報部の調べでは分からなかったのかね?」
「何分、日本帝国は優れた防諜体制を敷いていてなかなか難しく、無理をすれば即座に捕まって天国行きです。
それに、日本人は賄賂をまるで悪魔のように嫌っているので現地協力者を得る事が難しいのです」
これが外国スパイ泣かせだった。
金を出した瞬間に逃げられたり、悪い時には警察を呼ばれて逮捕される事さえある。無論、逮捕されれば終わりだ。正気を失う程の自白剤を打たれて洗いざらい吐かされた後に銃殺刑だ。
「あの忌々しい北郷教か……」
外国から見れば、北郷教は様々な面から見て異端だ。
他の宗教のように細かい戒律がある訳では無く、自由意思を尊ぶので戒律は少なく誰でも覚えられる。キリスト教の聖書に比べ北郷教の教典は薄く、文法や表現も極力分かりやすく書き、挿絵も多いので子供でも読めた。オマケに聖書みたいにキリスト教について勉強しなければ貰えない訳ではなく、教典は神社で無料で配られている。翻訳版も無料で配布されているので外国人も普通に貰える。
特に洗礼の儀式なども無く、ただ自ら名乗れば北郷教徒になれ、自ら止められた。
その手軽さから若者の間で「1日北郷教」みたいなのが流行ったが、教会関係者はそんなポンポン改宗することに激怒して大規模な抗議運動を起こした。その結果、1日北郷教遊びは消えた。
しかし中には本気で北郷教に改宗する者もいて、特にアメリカの若者の間では「自由の国に相応しい宗教だ」という意見さえ出た。礼拝や寄付などの義務が無いという事が若者に受けたようだ。
しかし他の宗教関係者にとっては「そんなものは宗教ではない」と受け入れ難く、出来るなら北郷教の排斥でもしたいのだが、北郷教は他宗教について何も言わず、外国でこれといった布教活動もしてないので表立っての批判はしにくかった。もし排斥運動でも起こせば逆に狭量な宗教だと思われて支持を失いかねない。宗教が絶対の時代だったならともかく、20世紀にそんな事をすれば面目丸潰れだ。
「とりあえず得られるだけの情報によれば……日本帝国軍は常備軍100万人以上を誇るらしいです」
「…………ジョークかね?」
普通に考えればジョークだろう。ロシアのような膨大な国力や人口を誇る国なら珍しくはないが、島国で人口が5000万程度の日本帝国が常備軍で100万人もの将兵を養うなど不可能だ。
「まぁ、あくまで庶民による噂ですので真偽は疑わしいですが、技術力を見る限り旧日本よりは高い戦力を有している筈です」
「それは間違いないだろう」
大型戦艦を自国で10隻建造したのだからそれなりの戦力を持っている筈だ。
「日本帝国の戦力が不確定なので様々な意見が出てますが、平均すれば満州や海戦など東アジアのみの地域戦なら辛くも日本帝国が勝利するとの事です」
「まぁ…妥当だろう。
量はともかく質では日本の戦艦が上回っているし、ロシアは共産主義などの反乱機運が高まっているから、日本との戦争中に爆発する可能性も高い」
「はい、もし日本帝国に余裕があれば南満州を占領した後に、サハリンやカムチャッカ半島をも占領する可能性もあるかと」
「イマイチ日本帝国の戦力が分からんから何とも言えんが……もしかしたらバイカル湖以東まで攻め込むかも知れんな」
勿論これはバルフォアのジョークであり、ランズダウンも分かっているので笑う。
お互い流石にあり得ないと笑うが、後に笑い話ではなかったと気付かされる事となるのだった。
ロシアが清国に全満州を返還する条約、満州還付条約を調印した。
条約内容はロシア軍の撤兵を3期に分け、それぞれ6ヵ月ずつの期間を取り合計1年半で撤兵を完了する事とした。
第1期は、盛京省の遼河の線以南から、第2期は盛京省残部と吉林省から、そして第3期の黒竜江省で撤兵を完了させるとした。
しかしその条件として、ロシア軍が撤兵するまでは満州における清国軍の兵員数と駐屯地はロシア軍務省との協議によって決定すること。また、撤兵完了後は清国側の自由となるがその後も兵員の増減はロシア側に通告しなくてはならず、清国はロシア軍が撤退した地域を他の国が占領する事を防がなくてはならない。
南満州での新たな鉄道建設についてはあらかじめロシア政府と清国政府の間で協議してからでなければ行なえなく、ロシアが清国に返還した鉄道については経営や修繕のためにロシアが費した費用を清国が償還すること。
とりあえず条約は調印されて、日本国民もロシアとの戦争が回避されたのかと一安心していた。しかし史実を知る者達はロシアがこの条約を反故にするだけに飽きたらず、更なる増員を派遣すると分かっているので鼻で笑い、対ロシア戦争の準備を止めない。
一方、ロシア側も着々と戦争準備を始めていた。
当初は旧日本が相手だったので間違いなく勝てるだろうと安心していたのだが、日本帝国に変わった事で旅順要塞の更なる強化が決定した。
イギリス同様にロシアも日本帝国の戦力はイマイチ分からないのだが、間違いなく旧日本よりは強いだろうから激戦地になる可能性が高い旅順要塞を強化している。旅順湾にいる限り太平洋艦隊は要塞砲に守られて安全だが、背後の旅順要塞を取られれば太平洋艦隊は丸裸になり格好の獲物となる。もし大型陸戦砲で狙われでもしたら太平洋艦隊はただ叩かれるだけになって湾から出るしかない。そうなれば待ち伏せている日本艦隊に沈められて終わりだ。
いきなり対戦相手が変わり、その相手が前より強化だと分かったロシア政府内では開戦の見送りや延期案も出たが、開戦派に押し切られた。開戦派は「時間が経てば経つほど日本帝国の国力から見て強力となる。ならばまだ戦力が整っていない内に攻めた方が勝機がある」と主張し、むしろ開戦を予定より早めるべきとも言ったが、それは流石にロシア側も戦力が整わないとして却下された。
こうして対日本帝国との戦争は決まり、日本帝国の戦力がどの程度か分からないのでとりあえず満州の兵員数を増やして守りを万全とする事となった。
その一方、極東やシベリアの守りは強化されず、むしろ満州や旅順要塞強化のために兵員が回されて著しく弱体化していた。しかしロシア軍はシベリアについては心配しておらず、例え日本帝国軍が攻めて来ても補給が持たずに勝手に自滅するだろう、と広大なシベリアを信じきっていた。
ボーア戦争(南アフリカ戦争)が終結。
イギリス軍は1900年にはオレンジ自由国とトランスヴァール共和国の大半を占領していたが、ボーア人によるコマンド部隊によって長期戦化。
何とか最後のボーア人を降伏させたが長期戦によってイギリス軍にも大損害が出て将兵は疲弊し、強制収容所戦略や焦土作戦など非人道的な作戦を多々行なったためにイギリスは国際的な非難を浴びる事となった。
フェリーニヒング条約の締結によって両国を併合出来たが、イギリスの受けたダメージは少なくなかった。
公営ギャンブルとして競馬、競輪、パチンコを開設。
今まで日本帝国では賭博を禁じていたが、外国のからのギャンブル文化流入で闇賭博が出てきたため、公営ギャンブルの開催を決定した。
また、沖縄に国営カジノもオープンさせた。
公営ギャンブルだけでも十分かと思えたのだが、カジノは良い収入になるので産業が少ない沖縄に特別区を設け、カジノ関係の建物を建てた。カジノの中にはこの時代でも定番なルーレットやポーカー、ブラックジャック、クラップスなどなどあるが、中でも目を引くのがスロットマシーンだ。
現代ではカジノの花形とも言えるスロットマシーンだが、この時代では電子技術の未発達によってあまり普及していなかった。しかし日本帝国の技術力なら可能だ。流石に現代のスロットマシーンのようにはいかないが、この時代の水準なら間違いなく最先端だ。
そのおかげか海外から来る貴族や富裕層のほとんどは沖縄の国営カジノに行き、日本帝国に外貨を落としてくれている。
スポーツ発展のために国体など様々な大会を開催し、会場も建設した。
今まで日本帝国では他国にスポーツが存在しなかったので自国内のみで競うしかなく、更には領土拡大を目指すために軍事を優先してきたため国体や甲子園など大きな大会は存在せず、スポーツの発展は伸び悩んでいた。
しかしこの世界では他国ではスポーツが盛んでいて、まだまだ小さいがオリンピックも開催されていた。日本帝国もオリンピックに参加したかったのだが、スポーツ後進国である日本帝国が出た所で醜態を晒すだけになるため、しばらくは参加を自粛すると日本帝国政府は発表。
オリンピック出場を目指して野球やサッカー、バレーボール、水泳、陸上など様々なスポーツをプロ化させた。
まだどのスポーツも学校の部活動レベルに過ぎなく、他国と比べる事さえおこがましいが、このままでは日本帝国の威信に関わるので莫大な予算や北郷の持つ知識を総動員し、スポーツ先進国を目指して歩き出した。
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