阪神のドラフト1位新人、藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)が23日、シート打撃に初登板し、西岡や桧山ら打者10人を1安打に抑えた。関本と日高からは空振り三振を奪うなどし「感触は良かった。ベストと比べて八割くらいには来た」と初の実戦形式の登板に手応えを口にした。
最初は直球がシュート回転し、西岡に安打されるなど制球がばらついた。そこで変化球中心に切り替え、主力クラスを次々と翻弄。「投げていく間に自分で考えてやった」と修正能力の高さを事もなげに振り返った。
西岡は「球に勢いがあり、変化球も切れる。間違いなくいい投手になる」と評価。山口投手コーチは「2月までは計画通り」とした上で、実戦登板については「これから相談する」と述べた。(共同)