過去の放送内容
がっちりマンデー!今日のテーマは「儲かる地方自治体」!
今、地方は少子高齢化に過疎化でタイヘン!なかでもお役所は、ムダが減らない、税金は入って来ない、で大ピンチ!
でも、中には独自のアイデアでうまくやっている市長や町長があちこちに!
そんな、街のピンチを乗り越えた儲かり自治体に迫ります!
佐賀県武雄市
儲かる地方自治体!まず、最初は佐賀県の西部に位置する武雄市。
人口5万ほどの小さな町ですが、今儲かりビジネス連発で、けっこう話題になっているのです!さっそく、市役所へ向かい、市長の樋渡啓祐さんにお話しを伺いました。
樋渡市長が目指す自治体とはなんですか?
樋渡市長:稼ぐ自治体!儲かる自治体!それによって我々には税収が来るじゃないですか。それを実際に稼げない人たちに再投資できるんですよ。それが福祉であり、それが子育て政策なんですよ。
樋渡市長が目指す自治体とはズバリ、「儲かる自治体」!では、どうすれば儲かるのか、実際に市役所のなかを見せていただく事に。
すると、珍しい課を発見!
スタッフ:市長、あれはなんですか?
樋渡市長:フェイスブックシティ課です。武雄市のホームページをフェイスブックに一元化したんです。
フェイスブックといえば、友達と情報交換したりできる、インターネットのページ。
武雄市は、去年の8月、ニッポンのお役所としては初めて、市のホームページをまるまる、フェイスブックに移しちゃったのです!
すると、いきなりえらいことに!
樋渡市長:アクセス数が月5万件だったのが300万件を超しています!
人気サイトに入ることで、武雄市のホームページを見に来る人が、1年前の、なんと60倍に!
さらに、他のメリットとして、コストもこれまでかかっていた費用の3分の1以下になったそうです。
どうして、こんなに違うのかというと…、
ホームページを作るには、一からデザインなどをするのでデザイン代がかかります。さらに、データを保存するためのコンピューター、サーバー代もかかります。
ところがフェイスブックに移すと、デザインは、おおまかな外枠がすでにあるので、そんなにかからない。
サーバー代は、フェイスブックのものをタダで間借りするのでゼロ。グッと安くなるのです!
しかし、樋渡市長、ここからさらに儲かりビジネスを思いつきました!
なんと、お役所が通販サイトを立ち上げたのです!
その名も「ファンバイ良品たけお」!
武雄市内で採れた野菜や工芸品、人気のお店の商品などを、ネットでお取り寄せ出来る、まさに、ネット上の直売所!
レトルトカレーを出品している、武雄市で大人気のカレー店「オイランタン」の岸川さんに聞いてみると…
岸川さん:売上げは右肩上がりです!がばいです!
その理由は、出店料など、月々の手数料が、武雄市はゼロだからなのです!
武雄市のサイトは、出品者から手数料はもらわない!つまり売り上げたJ,$OA4It!"=PIJ
樋渡市長:通販サイトで出品者に売り上げが出ると、税金の量も増えるからです。
武雄市内のお店や農家の方が儲かれば、そのぶん武雄市の税収もアップ!
だから手数料をもらう必要がないのです!
スタートしてまだ8ヶ月ながら、すでに50品目を売り出し中!売上げも800万円以上!
次から次へと儲かりビジネスを立ち上げる樋渡市長。
そんな市長が今、民間に頼もうとしている施設が図書館!
この武雄市図書館、蔵書数19万冊の立派な図書館なのですが、利用者は年々、減る一方。
そんな状況を打開すべく市長は、なんとレンタル業界の王者、ツタヤを全国に展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に市民図書館の運営をお願いしちゃったのです!
では、民間のプロがやると、どう変わるのか?
まずは、図書館が年中無休でオープンする!
閉館時間も夕方6時から夜9時まで延長!
もちろん、本を借りるのはタダ!さらに、図書カードだけでなく、Tカードでも借りられる!
しかもその上、Tポイントまで付いちゃう!
図書館の運営費は武雄市持ちですが、ツタヤのノウハウで運営してもらうことで、今まで1億4500万円だったコストが、1000万円以上節約できる予定なのだとか。
さらになんと本やCD売り場もオープンする!
そんな新武雄市図書館(仮)は来年4月からスタート予定!