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刑法犯の少年の再犯率 最悪に
2月22日 4時3分

刑法犯の少年の再犯率 最悪に
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去年1年間に盗みや傷害などの刑法犯罪で検挙された少年は6万5000人余りで、9年連続で減りましたが、非行歴がある少年が再び検挙される割合の再犯率はおよそ34%と、これまでで最も高くなりました。

警察庁によりますと、去年1年間に刑法犯罪で検挙された20歳未満の少年は6万5448人で、前の年より1万2000人余り、率にして16%減り、9年連続で減少しました。
減少の幅が最も大きいのが万引きやひったくりなどの窃盗犯で、3万8370人と前の年より9000人余り減りました。
その一方で、去年10月にJR大阪駅近くで路上生活をしていた男性を殺害したとして16歳と17歳の少年4人が逮捕されるなど、殺人や強盗などの凶悪犯は51人増えて836人だったほか、去年4月に東京・八王子市で停車中のバスの運転手を刃物で刺してけがをさせたとして14歳の中学生が逮捕されるなど、傷害などの粗暴犯も419人増えて7695人となりました。
また、非行歴がある少年が再び検挙される割合の再犯率は33.9%と、統計が残る昭和47年以降、最も高くなりました。
警察庁は新たに非行に走る少年が減る一方で悪質な非行を繰り返す少年が増えるという、二極化の傾向が出ているとみて、取締りとともに非行からの立ち直りの支援などをさらに強化したいとしています。

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