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ウナギ保護で3か月間禁漁へ 鹿児島
2月22日 16時46分

歴史的な不漁が続くウナギの稚魚「シラスウナギ」を増やそうと、養殖ウナギの生産量が日本一の鹿児島県は、産卵のため海へ向かう親ウナギの漁を秋からの3か月間、禁止する方針を決めました。

鹿児島県では、ウナギの稚魚「シラスウナギ」の漁獲量が、昨シーズンまで3季続けて不漁になっていて、去年12月に始まった今シーズンの漁でも、過去最低となった昨シーズンの漁獲量を大幅に下回っています。
このため、シラスウナギの数を増やそうと、漁協や有識者などでつくる鹿児島県の内水面漁場管理委員会は、現在、禁漁期間を設けていない親ウナギの漁を、ことしから3年間、10月から12月まで禁止する方針を決めました。
親ウナギは10月から12月ごろにかけて川を下って海に出たあと産卵するということで、禁漁期間を設けることで稚魚のシラスウナギの増加につなげたい考えです。
鹿児島県内水面漁連の高崎正風会長は「親ウナギの漁を仕事にしている人は少なく影響は限定的だと思う。ウナギの資源保護を考えれば規制はやむを得ない」と話しています。
シラスウナギの漁獲量の減少を巡っては、宮崎県も去年12月に秋からの3か月間、成長したウナギの漁を禁止することを決めています。

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