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原発監視システムにトラブル
2月22日 21時47分

全国の原子力発電所の状態を監視している国の原子力規制庁のシステムで、21日、1時間余りにわたってデータが受信できないトラブルがあり、九州電力の工事が原因だったことが分かりました。

トラブルを起こした原子力規制庁のシステム、「ERSS」は、全国の原発の原子炉の状態や周辺の放射線量などのデータをリアルタイムで監視するもので、21日午前8時20分ごろから1時間余りにわたってデータが受信できなくなりました。
原子力規制庁が調べたところ、九州電力からシステムに不要なデータが送られていて、鹿児島県にある川内原発で、システムと回線をつないだまま行った通信関連の工事が原因だったことが分かりました。
九州電力は、「事前に工事のシミュレーションをしっかりと行っておくべきだった。皆さまにはご迷惑とご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪しました。
原子力規制庁は、全国の電力会社などに対し、工事などでトラブルを起こさないよう注意を呼びかけたということです。
ERSSを巡っては、おととし12月から去年1月にかけても、全国の原発のデータが1日余りにわたって表示されないなどのトラブルが相次ぎました。

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