人口水増しの疑い 前副町長を逮捕2月22日 18時56分
市への移行を目指していた愛知県東浦町が、3年前の国勢調査で町の人口を実際より多く国に報告していたことについて、警察は、前の副町長が指示して人口を水増しした調査票を作成した疑いが強まったとして、統計法違反の疑いで逮捕しました。
前の副町長は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、愛知県東浦町の前の副町長、荻須英夫容疑者(63)です。
警察によりますと、荻須前副町長は平成22年に行われた国勢調査で、職員に指示して人口を水増しした調査票を作成したとして、統計法違反の疑いが持たれています。東浦町は当時、市への移行を目指していて、条件として人口5万人を上回る必要があったということで、国勢調査で総務省に5万80人余りと報告したあと、実際には住んでない人を追加しているなど300人余りの水増しが発覚したということです。
警察は町の幹部や担当職員らから話を聞くなど捜査を進めた結果、荻須前副町長が指示していた疑いが強まったとして逮捕しました。調べに対して、「不正を指示したことはない」と供述し、容疑を否認しているということです。
警察は、市に移行するために組織的に人口の水増しをしていたとみて、実態解明を進めることにしています。
荻須前副町長・経歴
東浦町によりますと、荻須前副町長は昭和49年に町の職員になり、その後、総務部長などを経て町が市への移行を目指して担当部署を設置した平成20年に副町長に就任しました。
市への移行に向けて中心的な役割を果たし、その後、市に移行できなかった責任を取るとして辞職していました。
町長「意図的な水増しは無かったと思う」
前の副町長が逮捕されたことを受けて愛知県東浦町の神谷明彦町長が会見し、「非常に残念で捜査の行方を見守りたい」と述べました。東浦町の神谷町長は22日夕方、緊急の記者会見を開き、「容疑段階ではあるが、前の副町長が逮捕されたことは非常に残念だ。
私たちとしては意図的な水増しは無かったと思っているが、事実関係については警察の捜査の行方を見守りたい」と述べました。
また、荻須前副町長については「リーダーシップがあり、人口統計調査では全体の事務を見渡す役割を担っていた。市になりたいというのは職員共通の思いだったが、それが事件にどうつながったかは想像で申し上げることはできない」と話しました。
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