2013-02-15
筑波大学植松貞夫教授 最終講義の感想メモと記録
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科植松貞夫教授の
最終講義を聴きに行ってきました。
http://klis.tsukuba.ac.jp/490.html
わたしは30分前くらいに会場に向かいましたが、すでに聴衆席はけっこう埋まっており
開始の16時30分には、会場は超満員。
ツイート実況OKとのことだったので、
講義内容をツイートしてる方もちらほら。
Togetterはこちら
http://togetter.com/li/456376
さて、自分のメモ書きがてら、簡単に記録をとってみましたので
ここにも載せてみたいと思います。
わたしの関心の赴くままに作成した記録なので、
記録した内容に偏りがある可能性があること、講義の内容を正確に聞き取ることを目的としたものではないことを
ご理解いただければと思います。
以下、講義メモです。
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人間が古来から建築物を作ってきた目的
- そのなかで安全、快適に過ごすため
- それを使って生活上の活動を展開するため
- 関係者の思い、情念を表現するため
- ある場所にたてられる
- あるときに建てられる
- 時代の価値観、社会的要請から無縁ではいられない
- 関係者の情念と大いに関連する
- バブル期の建物を思い出すとわかりやすい
- ある姿形で建てられる
- 特定の形態でたてられる
- 建築は活動の器である
- 食器にも様々なかたちがあるように、活動が違えば、その建物も違ってくる
- その地域、目的ごとにふさわしい建物がある
建築は受注生産品
課題
- 建築は容易には変容できない
- 古い図書館の例。
- もとは陛下書架だったとこりに利用者がはいってきている
- 人と人がすれ違うのもよういでない、
- 段差も多い
- 館内に座る場所も少ないく、外で読んでもらったりしている
- 職員も廊下で仕事をする、など
- もとは陛下書架だったとこりに利用者がはいってきている
- 時がたつにつれて、器が対応できなくなっていく
求められるコトのデザイン
- 活動の将来像をイメージする
- そこで展開される人々の利用行動=使われ方
- さまざまな立場、価値観、図書館の人が参画し実現させたいことは人により異なる
- 合意された目標が相互に矛盾することも
- ある基準のもとに適正な優先順位をつける
器が活動を制約・誘導する
ここまでの話の整理
- 活動があって器を作るという時代は長く続かなかった
- 器に制約された活動しか出来ない
- 図書館であれば、なんらかのサービスをやめて、この狭い建物でなんとかするという選択
- 将来はこんな活動になるだろうから…と活動の変化を許容する器を予想するのが建築学の目指すところ
建築計画顎:コトとモノをつなぐ
- 活動と器の不可分性
- 建築主はなかなか現状からジャンプできない
- いままで経験したことのあるコト、住んだことある家しか想像するのが難しい
- 建築主はなかなか現状からジャンプできない
- 器と活動の相互作用をみる
建築計画学とは
- 当該活動のあるべき姿、使い手の欲求、行動、意識、価値観などを対象として分析し、これからあるべき人間生活と物的環境の在り方の実現に向けて、人文社会、自然、工学など諸科学の知識と方法、造形活動などを総合する領域
- さまざまな科学の知識と方法を取り入れる
- 図書館がこんごどのような活動をすべきかというのをとらえて器と活動の双方の相互左様をみることを目指す
建築計画学の捉え方
課題
- ある大学図書館の通常期の閲覧席の状況
- 試験機の同じ閲覧席。超満員
- では、適正な図書館の規模は?ほとんど理論はない
- 実際にはこういうもの
- 試験の時も全員座れるほうがいいのか?閑散期に席があまっているならもっと席が少なくていいのでは?
- 創れる器はひとつ。どうすればよいのか。
図書館の活動と器の変遷
1960年ごろまで:学生の勉強部屋時代
1960年頃から:貸出型図書館
- 図書館法の実体化
- 中小レポート
1980年代から
- 社会の変化
- 大きなもの、見映えのするものをつくるように
- 70年代の好景気
- 自家用車の普及
- 雑誌・ビデオが急激に増加
- 図書館の変化
- 大きな建物で、広い駐車場の得られる場所が好まれるように
同時に
1990年以降:ICT活用サービスの進展
住民の図書館利用行動の変化
デジタル情報ネットワーク社会・インターネット社会
図書館は絶滅危惧種か
推移
頼りになる図書館のために
- 相談しやすい環境をつくることが必要
- 従来の一般的なレファレンスデスク
- 偉そうな職員
- 後ろにたくさんの本
- 利用者が「お願いする」立場?
- 上下関係があるような環境
- スウェーデンのレファレンスデスク
- 横90度で話しかけやすいデスク
- 職員のひとも立って利用者の話をきいている
- 利用者が職員のすぐ横で資料検索などの画面を見ながら話をしている
- 先進的な萌芽例。日本でも出来ないかと思った。
- 例;新潟市立中央図書館のインフォメーションデスク
- ふたりで同一の画面を見ながら相談できる
- 適度な距離感を持てる「でっぱりのある机」
- 気持ちよく相談できることを目指す
- 例:明治大学の和泉図書館
- リサーチアシスタント
- すりガラスで囲まれたスペースで相談できる
- スウェーデンのひとに聞かれて困る話を出来る相談ブースを参考に
- リサーチアシスタント
人的サービスの充実には
- 職員の単純反復作業の軽減
- 職員の職場環境の改善
- こんな環境で働きたい、というのがあればぜひ
- フィンランドでは、職員のための快適なラウンジが
- 日本では見られない環境
- こういう場所をつくっていきたい
- 職員のためのトレーニングジムがあるところも
- フィンランドでは、職員のための快適なラウンジが
- 日本とは職員の環境の水準に相当の差がある
- こんな環境で働きたい、というのがあればぜひ
よりよい環境・図書館とは
- 暖炉のある図書館の写真。自分の家のよう
- 本棚がずらっとならび、これでもかというぐらい図書を並べてある図書館の写真
- やはりこういった図書館が人を惹きつけるという面も
- インターネットの利用と図書の利用を併用できる図書館
既存施設の転用
- 既存の他用途施設を図書館に転用する
さいごに
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おわり。
感想メモのようなひとりごと
とってもおもしろかったです。
最終講義に参加出来てわたしはホントに幸運です。
なんかうまく書けないけど、この大学に入って本当に良かったと思いました。
…ホントにただの感想メモになってしまった(笑)
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