「見えない風景」展:3・11、カメラで追う きょうから、福島区で /大阪
毎日新聞 2013年02月22日 地方版
東日本大震災の被災地や、ベトナムの原発建設予定地、そこで暮らす人たちを撮影した、フォトジャーナリスト・小原一真さん(27)の写真展「3・11 見えない風景」が22日から24日まで、大阪市福島区鷺洲2の「フォトギャラリー・サイ」で開かれる。正午〜午後8時。入場500円(小学生以下無料)。
小原さんは盛岡市出身。震災直後に金融機関をやめ、被災地の取材などを続けている。
展示されるのは小原さんが昨年3月からの1年間に撮影した約50点で、放射線を測定するためのモニタリングポストに映った福島県の子どもたちの走る姿▽同県で収穫後すぐに廃棄された米▽岩手県大船渡市のがれきの山−など。また日本が受注する予定の原発が建設されるベトナム・タイアン村の写真もある。
22日午後8時から原発輸出を扱ったドキュメンタリー作品の上映会、23日午後1時半から小原さんの取材報告会もある。問い合わせは同ギャラリー(06・6452・0479)。【勝野俊一郎】