真実を求めて〜明石歩道橋事故で”実質無罪”判決に控訴 |
遺族は「もっとリアルに、現場の状況を裁判で訴えたい」 |
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2001年7月、兵庫県明石市で11人が死亡した歩道橋事故で、警察署の元副署長に出された「免訴」=事実上の無罪判決を不服として、指定弁護士が控訴しました。
【次男を亡くした下村誠治さん】
「無実であれば、過失がないのであれば、もっと説得力のあるもので、遺族に説明していただかないと」
改めて、判決内容に疑問を投げかけた遺族。
事故から12年近く経っても、責任を問う裁判が続くことになりました。
検察審査会の議決によって強制起訴された、明石警察署の元副署長・榊和晄被告(66)。
2001年7月に開催された明石市の花火大会で、ずさんな警備計画を策定・承認し、当日も危険な状況を放置して事故を引き起こしたとして、業務上過失致死傷の罪に問われました。
検察官役の指定弁護士は、「榊被告は監視カメラや無線から異常な混雑の情報を入手でき、警備本部の副本部長として事故を防ぐための指示を出すことができた」と主張していました。
しかし神戸地裁は「監視カメラでは人が流れているように見えた」などの榊被告の主張を事実と認定し「過失は無い」と判断し、免訴・事実上の無罪判決を言い渡しました。
指定弁護士は、被害者参加している遺族と協議を行い、榊被告に過失がないと判断したことには大きな誤りがあり、判決は納得できないとして、きょう夕方、控訴しました。
【検察官役の指定弁護士】
「(遺族は)今度の判決の認定が、あまりにも実態と違う、歩道橋内部の人が動いていたなんてことはありえない。我々としては、まだ事件は終わっていない。その意思を尊重して、ただちに控訴手続きに入ります」
【次男を亡くした下村誠治さん】
「今、我々にできることは、控訴という手段しか、残されていませんので。」「もっとリアルに、現場の状況を裁判で訴え、それに見合った判決が出るように、法廷を進めたい」
遺族たちが求める「真実」。
そこにたどり着くための戦いはあまりにも長くなります。
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2013/02/22 20:09
更新) |
「生保費の不正受給・浪費は通報を」 兵庫・小野市が独自の条例 |
「私たちの問題として少しでも考えることが、この条例の持つ意味」 |
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「ギャンブルで浪費している生活保護受給者はいませんか?」
こんな情報提供を市民に求める独自の条例を、兵庫県小野市が制定する方針であることがわかりました。
【蓬莱務・小野市長】
「市民が関心を持ち、他人事ではなく、私たちの問題として少しでも考えることが、この条例の持つ意味としては、非常に大きい」
新たに作る条例について強い意志を示した、小野市の蓬莱務市長。
その条例とは…
<<生活保護費浪費禁止条例>>
小野市は、生活保護を適正に支給するための新条例を検討しています。
その柱の1つは、「ギャンブルなどでの浪費を禁止」。
条例案は「受給者は生活保護費をギャンブルなどに使って、生活が維持できなくなる事態を招いてはならない」と規定します。
厚生労働省によると、生活保護の受給者は、自家用車を持ったり借金返済に充てたりすることを制限されていますが、ギャンブルについて明確な規定はありません。
2つ目は「見つけたら通報を」。
市民に対しては、不正受給や浪費の実態を見つけた場合、速やかに情報を提供するよう求めます。
不正は警察官のOBなどが調査し、改善を目指します。
小野市では、受給者の数は増加傾向にあるものの、市の財政を圧迫するほどではありません。
【蓬莱務・小野市長】
「本来、自立を支援しないといけない費用なのに、それが遊興費に使われているのは、(市民)みんなが分かっている。それに対して、くさびを打つ。本来、(生活保護を)受けたらダメな立場なのに、受け続けている人たちの意識を変えて、相互に連携していく」
<<小野市民は―>>
【女性】
「それも1つの方法かなと。(条例で不正受給などが)少なくなるんじゃないかと思う」
Q不正受給者がいたら通報する?
【男性】「それが当たり前だと思うが、言いにくい部分もある」
一方、ホームレスなどを支援する団体は、条例案は「行き過ぎ」と話します。
【NPO法人『神戸の冬を支える会』青木茂幸・事務局長】
「条例が出来たからといって、(不正受給が)防げるとは思えない。切り捨てであって、何の解決にもならない。ギャンブルだけを取り上げて、条例で市民を相互監視するような必要性があるのか」
一般市民に、「不正の監視」を求める、この条例。
今月27日から始まる議会に提案されます。
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2013/02/22 20:09
更新) |
堺市・竹山市長が”再出馬”宣言 維新の会は”対抗馬”擁立へ |
「堺市分割はありえない」 |
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大阪市の橋下市長が掲げる「大阪都構想」に反対する堺市の竹山市長は、秋に予定される堺市長選に出馬する意志を表明しました。
【堺市・竹山修身市長】
「堺市を将来世代に着実に引き継ぐことがわれわれの役目。もう一度全力を尽くしたいと出馬を決意した」
今年10月に任期満了を迎える堺市の竹山修身市長。
市議会で2期目を目指して次の市長選挙に出馬すると宣言しました。
2009年、大阪府の職員だった竹山市長は、当時の知事だった橋下徹大阪市長の全面的なバックアップを受けて主要政党が相乗りする現職を破り初当選。
しかし、就任後は橋下市長が掲げる「大阪都構想」に対して堺市をバラバラにするとして批判していました。
【竹山市長】
「大阪都構想に堺市が入ることには断固反対。地理的・歴史的、住民の連帯が大切だが、それを分割するというのは堺市としてありえない」
【前回応援した大阪市・橋下徹市長】
「応援したから僕の言うことを何でも聞いてほしいというつもりはない。ここまできたらもう堺市とか大阪市とか言ってる場合じゃない。竹山市長とは完全に選挙で争うことになりますね」
日本維新の会は、対抗馬を擁立する方針です。
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2013/02/22 20:09
更新) |
被告に焼肉弁当提供、部下にセクハラ 兵庫県警警察官4人を懲戒処分 |
被告が「牛丼が好き」と言ったのでお礼のつもりで・・・・と警部補 |
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護送中の被告に内部規定に反して焼肉弁当を提供したり、部下の女性にセクハラをしたとして、兵庫県警の警察官4人が懲戒処分を受けました。
兵庫県警本部捜査三課の男性警部補(57)ら2人は、去年、窃盗事件の捜査の際、護送していた被告の男らに対し、内部規定に違反して決められた食事以外に、400円相当の焼肉弁当を自費で購入して提供しました。
男が留置場で、「今日の昼飯は豪華だった」と話したことから問題が発覚。
警部補は「男が取り調べで『牛丼が好きだ』と言っていたので、捜査に応じてくれたお礼のつもりで提供した」と話していて、減給6ヵ月の懲戒処分を受けました。
また、飲食店で、部下の女性警察官の足を自分の足で触るなどセクハラ行為を繰り返したとして、46歳の巡査部長ら2人も、減給6ヵ月などの懲戒処分を受けました。
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2013/02/22 20:09
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地下鉄の駅に東北のうまいもんが勢ぞろい!東北物産展 |
23日も地下鉄谷町線・天満橋駅で開催 |
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東日本大震災の復興支援として、東北地方のおいしいものを集めた物産展が、大阪のちょっと変わった場所で開かれました。
宮城県気仙沼市の「ふかひれスープ」に、岩手県の「盛岡じゃじゃ麺」。
東北地方のおいしいものが並ぶ物産展が、開かれた場所は…。
何と、地下鉄の駅構内です!
【大阪市交通局・角野功総務課長代理】
「東北支援を大阪市でも具体的にできないかなと。交通局ですので地下鉄の駅にお客さんがいっぱいくるのでこれを何か利用できないかと」
地下鉄谷町線・天満橋駅で、行われた東北物産展。
大阪市交通局110年の歴史で、「駅ナカ」でこうした物産展が開かれるのは初めてです。
開始から1時間あまりで早くも売り切れが続出する大盛況となりました。
【客は】
「ちょうど通った。復興支援にもなるし、おいしそうなのを見つけた。空間の有効利用でとってもいいと思う」
【客は】
「私、秋田(出身)だから。梅田に行こうと思っていたけれど(途中で)降りて、見ようと思って」
【宮城県大阪事務所・千田知弘さん】
「地下鉄を購買目的で利用するお客さんは少ないだろうと思っていたが、あまりのお客さんにびっくりしている」
ブースの隣には東北への応援メッセージを書くコーナーもあります。
この物産展は23日も、地下鉄谷町線・天満橋駅で開かれます。
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2013/02/22 20:09
更新) |
被災地の”見えない風景”を伝える〜小原一真写真展 |
知られざる被災地の姿を |
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東日本大震災の被災地で、発生直後から取材を続けてきたフォトジャーナリストが、大阪市内で写真展を開いています。
伝えるのは「見えない風景」です。
大阪市福島区の会場に並べられたのは、被災地の人や風景を伝える37枚の写真です。
「米は本来、人に食べられるために作られるんだ。それが食べられもせずに廃棄されるのは、米に申し訳ない」
福島県川内村で米農家を営む男性。
初孫が生まれた13年前、「安全な物を食べさせたい」と作り始めた有機米。
検査用として全て廃棄されます。
フォトジャーナリスト・小原一真(27)さんは震災直後から2年間、被災地を取材しています。
今回表現したものは、「見えない風景」。
小原さん自身が、「わからない」という被災地の現状の記録です。
この高校2年の女子生徒は、いわれのない偏見を恐れ、福島出身であることを素直に言うことができません。
【フォトジャーナリスト・小原一真さん】
「本当におかしなことが起きているにも関わらず、おかしいことが普通になってしまった時に、それをもう一度おかしいと思う」
「何が起きているのか、再認識してもらいたい」
小原一真写真展『3.11見えない風景』は、
大阪・福島区のフォトギャラリーサイで、2月24日まで開催されています。
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2013/02/22 20:09
更新) |
9歳長女切りつけ 母親に懲役6年 |
東原かよ子被告(38) |
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大阪市東淀川区で当時9歳の長女を殺害しようとしたとされる母親に対し、大阪地方裁判所は22日、懲役6年を言い渡しました。
東淀川区の無職・東原かよ子被告(38)はおととし1月、当時9歳の長女に睡眠薬を飲ませた後、首を刃物で切り付けた殺人未遂の罪に問われています。
東原被告は「別人の犯行だ」と無罪を主張していましたが、大阪地裁は判決で「被告は障害がある娘に養育上のストレスを抱えていた」と、犯行の動機を指摘。
「反省の態度も見られない」として、東原被告に懲役6年を言い渡しました。
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2013/02/22 15:13
更新) |
日本一更新? オオサンショウウオの身体測定 |
「名前はまだ無い…」 |
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兵庫県豊岡市の水族館、城崎マリンワールドでは、日本一大きなオオサンショウウオの身体測定が行われました。
特別天然記念物の、このオスのオオサンショウウオ。
個体ナンバー『054』です。
全国の水族館、動物園で飼われている中で一番大きいのに、ちゃんとした名前はまだありません。
マリンワールドの飼育員が8人がかりで水槽から出し、『054』の測定をした結果、体長が去年より3ミリ伸びて150.5cm。
体重は1.4kg増えて37.4kgと、自らの持つ記録を更新し、「ことしも日本一間違い無し!」ということです。
【客は】
「大きいですねー」
この個体ナンバー『054』。
飼育員の間では「だいちゃん」と呼ばれていますが、マリンワールドによると、今後も正式な名前がつけられる予定は無いそうです。
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2013/02/22 15:16
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兵庫・尼崎市でドラッグストアに強盗 180万円奪う |
年齢20〜30歳の男が逃走 |
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21日夜、兵庫県尼崎市のドラッグストアに刃物のようなものを持った男が押し入り、現金約180万円を奪って逃げました。
21日午後11時40分ごろ、尼崎市菜切山町のドラッグストア「タキヤ尼崎大庄店」で閉店後に男性店長が外に出たところ、突然男が現れ、刃物のようなものを見せながら「金を出せ」と脅しました。
男は店長を店の事務室に連れて行き、金庫を開けさせて、売上金など現金約180万円を奪い、持っていた袋に入れて逃走しました。
店長にケガはありませんでした。
逃げた男は身長が160から170センチくらい、年齢が20歳から30歳くらいで黒色のジャンパーにニット帽とマスクを着用していたということです。
警察は強盗事件として店内の防犯カメラの映像を分析するなどして男の行方を追っています。
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2013/02/22 12:23
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「勤務中に盗撮」 大阪府警巡査を懲戒免職処分 |
此村被告が勤めていた河内長野警察署 |
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女子高校生を盗撮したとして逮捕された大阪府警の巡査が、勤務中に職務質問を装って盗撮を繰り返していたことが分かり、懲戒免職処分を受けました。
処分を受けたのは、大阪府河内長野警察署の巡査・此村秀被告(22)です。
此村被告は去年10月、河内長野市で女子高校生の太ももなどを携帯電話で盗撮した疑いが持たれているほか、先月には堺市で別の女子高校生を盗撮をしたとして現行犯逮捕されています。
此村被告は、女子高校生らに「持ち物検査をする」などと職務質問を装って盗撮を繰り返していて、押収した携帯電話からは勤務中に盗撮した画像・約350枚が見つかっています。
調べに対し、此村被告は「交際していた女性と別れ、撮影のドキドキ感で女性のことを忘れられるのではないかと思った」と供述しています。
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2013/02/22 12:13
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逮捕の弁護士ら 「法外な報酬」を得ていた疑い |
送検される山口康雄容疑者 |
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弁護士資格の無い人から客のあっせんを受けた疑いで逮捕された弁護士らが、客から法外な報酬を得ていた疑いがあることが分かりました。
大阪市の弁護士山口康雄容疑者(63)ら4人は、弁護士資格のない人から払い過ぎた金の返還請求を希望する客のあっせんを受けた、弁護士法違反の疑いがもたれています。
日本弁護士連合会では、払いすぎた金の返還を求める裁判で弁護士が受け取る報酬を回収した過払い金の25%を上限とするルールを定めています。
しかし大阪弁護士会によりますと、山口容疑者らは回収した金約3300万円のうち、6割を超える約2000万円を報酬として得ていたことということです。
警察の調べによりますと、山口容疑者らと契約した客は約300人いたということで、警察は客との契約の経緯を調べています。
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2013/02/22 12:13
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iPS細胞でアルツハイマーの病態を解明 |
京都大学・井上治久准教授のグループが発表 |
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京都大学などのグループは、体の様々な細胞に進化できるiPS細胞を使った研究で、アルツハイマー病を発症する原因の一部を解明したと発表しました。
京都大学iPS細胞研究所の井上治久准教授のグループは、認知症の原因ともなっているアルツハイマー病について、患者の皮膚から作成したiPS細胞を使って脳細胞の変化を調べました。
その結果「アミロイドベータ」というたんぱく質が脳細胞の中に蓄積して脳細胞が死に、アルツハイマー病が発症する原因の一つとなっていることがわかったということです。
また、DHA=ドコサヘキサエン酸を投与することで脳細胞が死ぬ割合が減ることも分かりました。
このメカニズムが明らかになったのは初めてだということで、井上准教授らは「iPS細胞を使って患者に合った治療を予測して行う医療の道筋になる」としています。
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2013/02/22 12:13
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質流れ品バザール開催 |
大阪市の百貨店で質流れ品を販売する催しが開かれています。ことしは初めてオークションも行われています。
大阪・梅田の阪神百貨店では全国の質屋から集められた高級ブランド品などおよそ13万点が所狭しと並べられています。ことしは初めての試みとして客が商品の値段をつけて落札するオークションも行われています。中には、質屋での販売価格がおよそ30万円のバッグで、1万円から入札出来るものもあるということです。
客「インターネットでもオークションしているから親しみやすい。安く買えたらラッキーという感じ」
阪神百貨店・庄野健冶さん「(バザールの魅力は)価格設定を客でしてもらえて、客が思っている値段でお買い上げいただける可能性がある点」
この催しは26日まで行われています。
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2013/02/22 9:16:
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