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日本各地の名産品をシンガポールでPR、「F&B良品」参加自治体も

シンガポール2013年02月22日 15:21
日本各地の名産品をシンガポールでPR、「F&B良品」参加自治体も

日本各地の名産品をシンガポールで紹介するための商談会が、2月21日、ケッペルベイにある日本食レストラン「匠 東京」にて開催された。主催はエクストラコミュニケーションズ(本社:三重県)で、商談会は3日間の視察ツアーの一部として行われた。


今回の商談会には、佐賀県武雄市が昨年11月に立ち上げたばかりの通販サイト「F&B良品」に参加する武雄市や伊万里市、嬉野市、小城市、鹿島市(以上佐賀県)、大刀洗町(福岡県)、那須町(栃木県)、宇多津町(香川県)の8自治体のほか、三重県の食品会社など民間7社が参加。シンガポール国内の日系レストランやスーパーマーケットなどの購買担当者らが訪れ、実際の商品を手に取って熱心に説明を聞く姿が見られた。


20130221_02.jpg自治体としては先例のないさまざまな取り組みで注目を集める武雄市長の樋渡啓祐氏(写真)も今回の視察ツアーに同行。樋渡氏は自らがユーザーとして利用する中でフェイスブックの持つ双方向性や共有性に着目、市役所のウェブサイトをフェイスブックへ移行した。その結果、アクセス数が劇的に増加したことや反応の広がりを見て、地域の特産品を直接消費者に届けるための通販サイトを自治体が作る、というアイディアの実現に踏み切ったという。「一地域の取り組みでは点で終わってしまうが、日本各地の自治体がそれぞれの産品を持って参加することで、点が線を飛び越して面になる。自治体がやっていることで消費者の安心感も大きい。手数料が安く小規模な生産者でも出店しやすいので、生産者にも消費者にもメリットがある」(樋渡氏)。


F&B良品として今後シンガポールに事務所を設立する予定で、樋渡氏は「シンガポールでモデルを作り、横展開することでASEAN全体に広げていきたい。さらにオーストラリア、アメリカへの進出につなげられれば。F&B良品はアマゾン、楽天に続く第三極の通販サイトになることを目指している。シンガポールではプッシュカートも出す予定なので、在星日本人の方々にも自分達が生まれ育った日本の産品をぜひ手に取って頂きたい」と語った。


22日夜には、樋渡氏とフェイスブックを活用したブランディングで注目されるサティスファクションギャランティード代表取締役の佐藤俊介氏による「2大ソーシャルイノベーター講演会」が開催される。

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