２１日午前７時３５分ごろ、竹原市忠海長浜１丁目のＪＲ呉線安芸長浜駅で、岩国発糸崎行き普通列車がホームを約９０メートル過ぎて停車した。約４０人が乗降できなかった。ＪＲ西日本広島支社によると、３０代の女性運転士は「考え事をしていた」と話しているという。

　同支社によると、車掌が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。乗客約２４０人にけがはなかった。ホームを通過した列車をバックさせると付近の踏切が誤作動するため、約５分後に運転を再開した。安芸長浜駅で乗る予定の約２５人は後続の列車を待った。降りる予定だった約１５人は次の忠海駅で下り列車に乗り換えた。

　この列車を含む上下２本が最大１０分遅れ、約５００人に影響が出た。