症例写真
Q&A
Q. どのような場合、この治療の適応になりますか?
A. 体表面積の半分以上に白斑が広がり、ステロイド外用・紫外線療法で効果がない場合に適応となります。外用部位以外にも白斑が生じてくる可能性がありますので部分的な脱色を目的とせずに、全身の脱色を目的とします。
小児は適応外になります。
参考文献
Q. どのような治療ですか?
A. フェノールの誘導体であるハイドロキノンモノベンジルエーテル(モノベンゾン)を軟膏にしたものを正常皮膚色が残っている部分に1日2回外用します。
一度脱色された部分は元に戻せなくなります。
Q. どのような作用機序ですか?
A. はっきりとはわかっていませんが、この薬により白斑を生じたところは色をつくる細胞であるメラニン細胞が消失していることがわかっています。
Q. どれくらいで効果がでますか?
A. 塗り始めて2ヶ月程で脱色が始まります。2年以内に90%以上が脱色されます。
Q. 副作用はありますか?
A. 外用部位(特に顔面)に赤み、かゆみ、灼熱感を生じることがあります。また、アレルギー性のかぶれを起こすことがあり、その際は治療を中断しなければならない場合があります。