ウェブサイト・デザインのベストプラクティス
見ている人があまり考えなくてもすぐに内容が理解できる、それが良いウェブデザインの基本です。
ウェブ上のコミュニケーションはすべて、なるべくシンプルにしましょう。以下にヒントをいくつかご紹介します。
1)ウェブサイトは、ロータリアンではない一般の利用者を念頭に置いた広報ツールとして考える。クラブのウェブサイトは、一般の人々がクラブやロータリーに対して持つイメージに影響を与えます。ウェブサイトは、会員のための情報だけでなく、例えば入会希望者や、クラブのボランティア活動への参加を希望する地域団体や人々など、一般の人々の関心も高めるような内容にすることが大切です。また、地元や世界中のロータリーの活動についても紹介してください。
では、どうしたら一般の利用者のクラブ訪問を増やすことができるでしょうか。まず、以下の点を考えてみましょう。
- ウェブサイトは主にどういった利用者を念頭に置いているか
- ウェブサイトは何を目的としているか
- 利用者はこのウェブサイトに何を求めているか
- 利用者に、ウェブサイトで何を知ってもらい、どのような印象を抱いてもらいたいのか
クラブのウェブサイトのデザインする際は、以下のリソースがご利用いただけます。
2)入会希望者やメディアからの問い合わせ用の連絡先を掲載する。連絡方法は、電話番号やEメールなど複数の方法を掲載する。
3)最新の情報を掲載する。例会の場所と時間、行事や講演者の予定、RI年次テーマが変わるごとに、必ずウェブサイトを更新する(年次テーマ・ロゴの代わりに、ロータリーの徽章を表示すれば、ロータリー・ブランドへの一貫したイメージを築くことができ、毎年更新する手間も省けます)。
4)電子的なコミュニケーションでは、誰がどのような理由で発信しているのかがすぐに分かるようにする。
- ホームページの一番上に、ロータリーの徽章、クラブ名と所在地(必要であれば国名と都道府県名)、例会の場所と時間、地区番号、クラブのウェブサイトであることが分かるようなタイトルを、一目で分かるように掲載する。
- ロータリーの徽章や、ロータリーのそのほかの標章を掲載する場合は、クラブ名をその付近に同等の大きさで掲載する。
- クラブのウェブサイトのドメインネーム(インターネット上の名称)は、国際ロータリーが定めた「ロータリーの名称の使用に関する規定」を順守したものとする。規定の詳細は、ロータリー章典 を参照のこと。
- ロータリーの徽章は正しく使用する。ロータリーの徽章はこちらから無料でダウンロードできます。
5) ウェブサイトのデザインは、すっきりとした、比較的シンプルなものとし、しかもサイト内の仕組みを一貫したものとする。クラブにウェブサイトの作成やデザインの知識がある会員がいる場合には、その会員の力をぜひ借りることをお勧めします。ただし、その会員でなければ管理や更新できないようなウェブサイトにならないよう注意してください。
- サイト内移動用のボタンやリンクなどは最小限にとどめる
- 利用者が、ウェブサイトをどのように利用するのかを考慮する(最も頻繁に求められている情報は何か、それを見つけるのは容易かどうか)。
- 一目で分からないようなナビゲーション(サイト内の仕組み)は避ける。
- 標準的なフォントを使用する。多種のフォントや色を使い過ぎない。
- 写真、音楽、ビデオなどをウェブサイトで使用する場合は、知的所有権の所有者の承諾を受け、必ず作成者の名前を表示する。 ロータリー・フォトライブラリにある写真の使用も考慮する。
- 例会で卓話をした人や、これから卓話をする人の写真、ビデオ、卓話からの引用などをクラブのウェブサイトに載せる場合は、事前に本人の承諾を得る。また、会員がクラブのウェブサイトに自分の写真が載ることに同意していることを確認する。
- 企業のロゴを使用するときは、事前にその企業の許可を取る。
- ロータリー以外のウェブサイトへの移動リンクを貼る場合は、クリックした時に新たなウィンドーが開くようにする。
6)RIのウェブサイトへのリンクを貼ったり、 RSSニュース配信システム を無料の情報源として活用するなどして、ウェブサイトへの訪問者を増やす。
7)クラブのウェブサイトに、 ソーシャルメディア (Twitter, Facebookなど)の国際ロータリーのサイトやクラブのサイト(クラブがアカウントを持っている場合)へのリンクを貼る。
8)ウェブサイトのアクセス分析ツールを活用して、利用者がクラブのウェブサイトをどのように利用しているかを把握する。分析ツールは、ウェブサイトの利用者がどのような情報を探しているか、それをすぐに見つけているか、クラブのウェブサイトが会員と入会希望者の両方のニーズを満たしているかなどを、把握するのに役立つツールです。
9)内容をウェブで一般公開する前に、できる限り多種のブラウザでテストしてみる。ブラウザによって、表示が異なる場合があります。
10)過度に複雑、高度なウェブサイトにしない。シンプルでも、管理や更新を簡単に行うことができ、常に最新情報を掲載したウェブサイトになるよう心がけましょう。
RI視覚的イメージのための手引き で詳細をお読みください。