昨年 4月12日の夜、
東急田園都市線宮崎台駅で、高校3年生になったばかりの少年が急行電車に身を投げ、17歳の生命を失いました。
ホームに、制服のブレザーをきちんとたたみ、財布と携帯と学生証を置いて、たった一人でこの世から去ってしまいました。
ご紹介するのは、息子・颯馬くんを亡くされたお父様が、昨年の12月から始められた哀しみと怒りのブログです。
息子さんの生命を土足で踏みにじった者たちへの怒りよりも、お父様自身の自責の思いが先立ち、それだけに深い哀しみに満ちあふれたものです。とりわけ、けっして死を選択してはならないという、日本中の子供たちへの訴えが強く胸を打つ内容になっています。
事実関係については、今のところ様々な配慮から自制された表現になっているため、ブログのスタート時点にさかのぼり、古い記事から順を追って読まれるようお勧めします。
経過を見るかぎり、これは明らかな【指導死】事件です。
学校、行政の対応も、大津や出水と同様にきわめて非人間的で、亡くなった少年の人としての尊厳を踏みにじり、ご遺族の心を氷の刃で引き裂くかのような冷酷なものです。
お父様がこの先、どういう方向に進んでいかれるとしても、本ブログは微力ながら心から支援させていただくつもりです。
お父様が一つの決意の意思表示をされた、2月13日の記事を以下に転載させてもらいました。
颯馬父のブログ 4月12日の真実
俺の息子・颯馬は・・・ 県立高校の生活指導中に・・・学校から居なくなり・・・
2012年4月12日22時47分・・・電車に飛び込んだ
高校から提示された経過報告書に記されていたのは・・・ 真実とは・・・
決意 2013-02-13
かなり・・・驚いた
先日・・・知事室調査課の方々にお時間を頂き
颯馬の件を・・・相談させて頂いた。
話の流れの中・・・「ブログを拝見させて頂いております。」
と、言われた・・・。
「・・・・・・・」
驚いたのは、その発言ではなく・・・・
と言う事は?・・・ならば?・・・
高校関係者や、県教委も・・・見ているだろうという事
・・・に、かなり驚いた。
にも拘らず・・・あちら様から・・・何のご連絡も頂いてはいない。
手の内を静かにみているのか・・・。
本当に・・・颯馬の自殺は・・・終わった事という判断か。
ならば・・・もう、実名で書いていこう・・・。
時系列で・・・非常に解り易く。
要らぬ・・・俺の勝手な配慮だった・・・。
息子が自殺し・・・途方に暮れる我が家に、してきた不誠実極まりない言動。
遺族となり、悲しみに暮れる中で突きつけられた・・・捏造された報告書。
我が家の状況を想像し・・・読んで頂きたい。
高校側の報告書・・・俺からの報告書
読み比べればいい。
どちらが・・・正しい、正しくないではなく
何故・・・こんなに違うのかと・・・比べて欲しい。
そこから・・・何が見えてくるかは・・・読んだ人なりだ。
この時期まで・・・何故我慢していたか・・・
県教委の関係者には何度も、伝えた。
子供達を巻き込むから・・・・それは本意でないと。
蓋をするならそれでいい。
でも、俺はゴミじゃない・・・人間だ。
私・・・は
妻と、私の人としての尊厳を守る為に、
組織の力で一方的に乗せられた蓋を押し返す為に、
大切な颯馬が、自殺してまでの守りたかった彼のプライドを踏みにじる行為を見過ごさない為に、
いつまでも、一人でも立ち向かう・・・人間です。
大人しくしていたのは、諦めていたわけではありません。
許したわけでもありません。
子供達の進路が決まる時期が過ぎるまで・・・じっと我慢していました。
たとえ、私が辛くとも、悲しくてもです。
高校関係者、県教委関係者の皆様
貴方達も大人です。ご自分のとった行為の責任は、ご自身でお取り下さい。
世の人達に裁かれて下さい。
世の裁きの中で・・・生きて行ってください。
貴方達の・・・選んだ道ですからね。
ご自愛下さいませ。
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