剛力彩芽　今夏歌手デビュー　歌って踊って目標は紅白

　今夏歌手デビューすることが決まった女優剛力彩芽（２０）が２０日、東京都内でインタビューに応じ、初めて「歌手」への思いを語った。定評のあるダンスも存分に見せるつもりで、「女優が歌を出すというのではなく、アーティスト・剛力彩芽としてちゃんと歌を届けたい」と新境地への決意を宣言。５大都市でイベントを開催することも明かした。

　剛力は姉の影響で５歳でダンスを始め、幼いころから音楽に親しんだ。「あこがれはシンディ・ローパーとマドンナ」。歌手を目指し、昨年初めからボイストレーニングに取り組んでいたところ、タイミング良くソニーミュージック・レコーズからオファーが届いた。ＵＶＥＲｗｏｒｌｄや福原美穂と同じレーベル「ｇｒ８！ｒｅｃｏｒｄｓ」からシングルを出すことになり、「いつか歌えたらいいなと思っていたけど、まさかこんなに早く決まるとは」と夢の実現を喜んだ。

　曲は決まっていないが、ダンスの腕前はプロも驚くレベルなだけに「踊ります。見ている人がまねしたくなる手の振りだったり、いろんなものを取り入れてかっこいいものにしたい」とイメージを膨らませている。最近は「ＡＩさんや清水翔太さんの歌のメッセージ性」にひかれているそうで、「将来は作詞もしてみたい」という。

　デビュー記念イベントは４月から東京、名古屋、大阪、福岡、札幌で開催予定。ファンの前で歌うことを考えると「心臓がバクバク」だが、「全国ツアーをして、ファンに会いにいきたい」。ＮＨＫ紅白歌合戦についても「ある意味、そこに出るのが目標でもあります。歌手として認められたということだと思う。長年ちゃんと活動して、いろんな曲を出した段階で出られたらいいな」と未来を見つめた。